「ムーンライトながら」2020年正月に運転せず。冬の運転日数は過去最低に

夏に引き続き運転日減少

「ムーンライトながら」の2019-2020年冬の運転日が発表されました。前年冬より2日減って11日間の運転にとどまり、正月の運転がなくなりました。冬の運転日としては過去最低を記録します。

広告

「ムーンライトながら」2019-2020年冬の運転日

2019-2020年冬の「ムーンライトながら」の運転日と時刻表は、以下の通りです。

■東京発
12/20-30
合計11日間
東京 23:10→大垣 05:45

■大垣発
12/21-31
合計11日間
大垣 22:48 →東京 05:05

車両は185系10両編成、全車指定席で、これまでと変わりありません。

ムーンライトながら

運転開始日は例年通り

「ムーンライトながら」の冬の運転日は、ここ数年は12月20日頃~1月3日頃で、おおむね12日~13日間でした。2019年冬は、天皇誕生日が移動したことで12月23日が平日になりましたが、運転開始日は例年通りで12月20日となりました。

一方で、大晦日の大垣発が最後で、1月の運転日が設けられませんでした。結果として、東京発、大垣発ともに、運転日は前年より2日間減りました。冬の運転日数が11日間というのは、過去最低です。

広告

夏に引き続き削減

振り返れば、2019年夏の運転日数も合計17日間と削られ、過去最低を記録しました。冬の運転日も削減されたことで、縮小傾向が鮮明になったといえます。

使用車両である185系は、近い将来に引退することが決まっています。最後の「座席夜行列車」となった「ムーライトながら」ですが、先行きが懸念されます。

なお、快速「ムーンライト信州」については、2018年末に3日間設定がありましたが、2019年末の運転は発表されませんでした。2018年12月30日新宿発を最後に、2019年は春夏とも運転されませんでしたが、冬も同様となりそうです。(鎌倉淳)

広告
前の記事広島電鉄駅前大橋ルートは2025年春開業へ。広島駅と中心部を短絡
次の記事羽田、関空からイスタンブールへ直行便! ターキッシュエアが2020年春に開設