久留里線のタブレット閉塞がまもなく廃止。キハ30もこの秋に引退へ。


全国でも数少ないタブレット閉塞が、また一つ廃止されます。JR東日本によりますと、2012年3月17日のダイヤ改正で、久留里線のタブレットを廃止し、特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)に切り替えるそうです。

現在、JRでタブレット閉塞を使っているのは、久留里線と只見線の2路線のみ。これで、只見線だけが唯一のタブレット閉塞区間になります。(ただし、スタフ閉塞で通票にタブレットを使用する区間はJR北海道などに複数あります)

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タブレットは単線区間に複数の列車が運行するのを避けるために発行される円盤状の通行証で、直径は約10センチあるります。1つの閉塞区間につき1枚のみが発行され、タブレットを持った運転士のみが運行できます。列車がすれ違うときは、その駅でタブレットの交換が行われます。久留里線では3つ閉塞区間で発行されてて、タブレットは円盤の中心の穴が丸形と三角形の2種類があります。

かつては多くの路線で利用されていましたが、交換に人手と手間がかかるために、利用する路線は徐々に減少してきました。東京近郊の久留里線でいままでタブレットが残されていたことのほうが驚きですが、これは千葉動労の合理化反対運動によるもの、とも言われます。

久留里線は、今年で開業100年を迎えますが、この秋には、キハ30形のディーゼル車が引退し、新型車両が導入されることも決まっています。

また、JR千葉支社は「さよならタブレット」と題した日帰り旅行商品を発売します。鉄道ファンらに向けたもので、タブレットの講習会や保安機器の見学会を行います。

開催されるのは2月18日~3月11日の土休日、計8日間。定員は各日50人で、大人1人5800円。申し込みは、びゅう予約センター千葉、電話043(221)8605などへどうぞ。

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