「越乃 Shu*Kura」の運転日と時刻表。JR東日本の新型イベント列車で、2014年5月運転開始。

JR東日本は4月から始まる大型観光企画「新潟デスティネーションキャンペーン(DC)」にあわせ、信越本線高田駅から長岡駅を経由して飯山線十日町駅まで走行する観光列車を運行します。列車の名称は「越乃 Shu*Kura」(こしのしゅくら)で、2014年5月から土日や祝日を中心に1日1往復が設定されています。

広告

キハ48・40を改造

「越乃 Shu*Kura」は「新潟県の銘酒・銘品を楽しむ新しい列車」というコンセプトで、新しく開発されました。キハ48・40 系の3 両編成で、定員70人、全席指定席です。

越乃 Shu*Kura
「越乃 Shu*Kura」(画像:JR東日本)

5月と6月のダイヤは、往路が9時23分に高田駅を出発し、直江津、柏崎、宮内、長岡駅を通って12時10分に十日町駅に到着。復路は14時48分に十日町駅を出て18時13分に高田駅に到着します。復路では日本海に最も近い駅といわれている青海川駅に27分間停車します。

酒樽を模したテーブル

「越乃 Shu*Kura」車両は、1号車は旅行商品専用車両とし、側面窓を向いた「展望ペアシート」、パーティションで区切った「くつろぎペアシート」、テーブル付きボックス席「らくらくボックスシート」が設置されています。運転台後方にはフリースペースもあります。2号車はイベントスペースと売店(サービスカウンター)、酒樽を模したスタンディングテーブルが配置され、3号車はリクライニングシートとフリースペースが設けられています。

越乃 Shu*Kuraの展望ペアシート
「越乃 Shu*Kura」の展望ペアシート(画像:JR東日本)

列車のデザインは上越新幹線「Maxとき」E1、E4系などを手がけた「剣持デザイン研究所」が担当。外観は、「藍下黒」という青みを帯びた黒に白を組み合わせて「新潟の風土」を表しています。内装には、酒蔵をモチーフに、木目と白壁をイメージした「和」の空間が広がります。シートには「小千谷縮」の柄が採り入れられています。

「越乃 Shu*Kura」の運転日と時刻表

以下、運行日と時刻表です。

「越乃 Shu*Kura」時刻表
高田09:23→直江津09:44→潟町09:56→青海川10:16→柏崎10:23→来迎寺10:46→宮内10:54→長岡11:12→小千谷11:28→越後川口11:38→十日町12:10着

十日町14:48→越後川口15:22→小千谷15:29→長岡15:55→宮内16:01→来迎寺16:09→柏崎16:41→青海川17:16→潟町17:50→直江津18:05→高田18:13着

■「越乃 Shu*Kura」運行日
5/2-6.16-18.23-25.30.31
6/1.6-8.13-15.27-29

このほか、5月9日から11日と、6月20日から22日は、「ゆざわ Shu*Kura」として高田~越後湯沢間で運転されます。

「ゆざわ Shu*Kura」時刻表
高田09:23→越後湯沢12:32
越後湯沢14:30→高田18:13

広告
前の記事只見線の不通区間の営業係数は「6700」。復旧には85億円が必要で「極めて難しい」
次の記事「サンダーバード」の七尾線乗り入れが、北陸新幹線金沢開業後は1日1往復に激減。金沢~和倉温泉の「シャトル特急」が登場。