関電トロバスが運行最終年。今年は立山黒部アルペンルートで乗り納め!

ラストイヤーキャンペーンを実施

立山黒部アルペンルートを走る関西電力のトロリーバスの運行が2018年シーズンで終了します。関西電力では、最終年を記念して「トロバスラストイヤーキャンペーン」を行います。

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54年の歴史に幕

関西電力トロリーバスは、長野県大町市の扇沢駅と富山県立山町の黒部ダム駅の間6.1kmを結ぶものです。ほぼ全区間が「関電トンネル」と呼ばれるトンネル区間で、排ガスを出さないトロリーバスが運行されてきました。

運行開始は1964年8月1日で、54年の歴史を誇りますが、2018年で運行を終了し、2019年4月より電気バスに変更します。トロリーバスは鉄道事業法が適用されていますので、関西電力では、すでに鉄道事業廃止の届出を北陸信越運輸局に行っています。

関電トロリーバス
画像:関西電力

トロバスラストイヤーキャンペーン

トロリーバスの運行が今シーズンで最後となることから、関西電力では、ラッピングバスの運行や記念乗車券の販売などの「トロバスラストイヤーキャンペーン」を行います。

キャンペーンはトロリーバスが運行する2018年4月15日から11月30日まで実施。ラストイヤーのロゴを付けたバスが走行するほか、歴代バスの画像を印刷した記念乗車券を販売します。7月と9月には、公募抽選でバスと立山ロープウエーの車庫見学会も開きます。最終日の11月30日には引退セレモニーが実施されます。

関西電力トロリーバスの運行が終了すると、同じ立山黒部アルペンルートで立山黒部貫光が運営する立山トンネル(室堂~大観峰)だけが、日本で唯一のトロリーバスの走行区間となります。

電気自動車技術の進化をみると、立山トンネルのトロリーバスも、そう長くはないかもしれません。この夏は、関電トロリーバスの乗り納めをかねて、立山黒部アルペンルートの旅をしてみるのはいかがでしょうか。

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