JR東日本「ダイナミックレールパック」が東海道新幹線に拡充。当日購入も可能に

関西・東海エリアへ

「JR東日本ダイナミックレールパック」が、2022年4月販売分よりリニューアルします。名称を「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」に改め、東海道新幹線を使った関西・東海エリアの商品も取り扱います。当日購入も可能になります。

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ダイナミックとパックツアーを統合

JR東日本は、現在発売中の「JR東日本ダイナミックレールパック」を3月にリニューアルし、4月1日出発分から「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」という名称で販売することを明らかにしました。

あわせて「びゅう旅行商品(びゅうパッケージツアー)」を廃止します。つまり、「ダイナミックレールパック」と「びゅうパッケージツアー」を統合するわけです。

新たに発売する「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」は、新幹線・特急列車と宿泊施設とを組み合わせた、ウェブ販売限定の価格変動型旅行商品です。列車と宿泊施設を自由に組み合わせ、セットで購入すると割引価格で旅行できます。

JR東日本びゅうダイナミックレールパック
画像:JR東日本プレスリリース

東海道・山陽新幹線も販売

現在の「JR東日本ダイナミックレールパック」は、北海道から北陸までが対象エリアです。リニューアル後はこれを拡大し、新たに、首都圏発着の関西・東海エリアへの旅行も取り扱います。関西エリアは京都府、大阪府、兵庫県など、東海エリアは愛知県などの宿泊施設を扱います。

関西・東海エリアへは、東海道・山陽新幹線と下呂・高山方面の列車が利用できます。JR東日本のダイナミックパッケージで、東海道・山陽新幹線を扱うのは初めてです。

JR東日本びゅうダイナミックレールパック
画像:JR東日本プレスリリース
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当日発車時刻まで購入可能

リニューアルでは、サービス提供時間を4時~23時30分とし、現在の5時30分開始から繰り上げます。また申し込み可能時間を、現在の出発日前日23時40分までを、出発日当日の往路列車発車時刻までに延長します。

操作性も向上し、検索画面から情報入力画面までの操作を、最短3画面に短縮します。

JR東日本びゅうダイナミックレールパック
画像:JR東日本プレスリリース

「日帰り」も終了

前述したとおり、リニューアルにあわせて「びゅう旅行商品(びゅうパッケージツアー)」は、2022年3月31日帰着分をもって販売を終了します。

「日帰り」商品については、2022年3月31日出発分をもって販売を一時終了しますが、2022年12月に「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」商品として販売を再開する予定です。新幹線を使った日帰りスキーツアーの販売も3月31日で終了します。

「宿泊のみ」商品も3月31日チェックアウト分をもって販売を一時終了しますが、12月に名称を「宿だけプラン」として販売を再開する予定です。

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当日販売の格安パック

以上が、「JR東日本ダイナミックレールパック」のリニューアルの概要です。「JR東日本ダイナミックレールパック」の拡充とともに、「びゅうパッケージツアー」との違いがなくなってきていたので、統合するという話と察せられます。

そのなかで、注目点はなんと言っても、東海道・山陽新幹線を使った関西・東海エリアのダイナミックパッケージ販売です。

これまでも「JR東海ツアーズ」などで東海道新幹線のダイナミックパッケージは購入できましたが、JR東日本のえきねっとから購入できるようになりますので、えきねっと愛用者には便利になるでしょう。JREポイントも貯まるようになります(購入金額500円につき1ポイント)。

当日列車出発時刻までに購入できるのも大きなトピックスです。新幹線の格安チケットは前日までの販売が多いですが、ダイナミックパッケージを使えば、出発当日でも新幹線を割引価格で利用できるようになるわけです。宿泊をともなう急な出張や旅行には強い味方となりそうです。

「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」のチケットは、JR東日本の駅の券売機で受け取ることができます。きっぷと大きく変わらない手間で購入できる、JR直営の当日販売の格安旅行パック、ととらえることもできそうです。(鎌倉淳)

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