北海道&東日本パスでフリーエリアから富士急行が除外。2016年3月20日~25日利用開始分は設定なし

北海道&東日本パスで、2016年3月使用開始分より、フリーエリアから富士急行が除外されるようです。JR東日本が発表したプレスリリースに記載がありませんでした。また、第三セクターに移管される道南いさりび鉄道もフリーエリアに記載されていません。

2016年春季は3月19日利用開始分までで期間がいったん打ち切られ、3月26日利用開始分より再開となります。3月20日~25日は利用期間開始の設定外となっています。

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富士急行の文字が消える

北海道&東日本パスは、JR北海道とJR東日本のほか、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線に乗れるフリーきっぷとして2002年発売開始されました。JR線のほかに、第三セクターの幹線鉄道にも乗れるのが特徴です。2009年には富士急行線がフリーエリアに追加されました。

一方、北陸新幹線開業後も、しなの鉄道やえちごトキめき鉄道はフリーエリアに含まれていません。

JR東日本などが2016年1月5日に発表したプレスリリースによりますと、2016年版では、「フリーエリアは、新幹線を除いたJR東日本線、JR北海道線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線の全線とし、フリーエリア内は普通列車(快速含む)普通車自由席およびBRTが乗り降り自由」とされ、富士急行の文字が消えました。また、北海道新幹線開業により誕生する道南いさりび鉄道もフリーエリアから漏れています。

富士急

北海道新幹線特例が誕生

既報ですが、青函区間の特例に関しては、北海道新幹線開業後、新青森~新函館北斗間相互発着の場合に限り、別に特定特急券を購入することで、北海道新幹線の普通車の空席を利用できるという特例が設けられました。「新青森~新函館北斗間相互発着」という表現が少しわかりにくいですが、たとえば奥津軽いまべつ~木古内間であっても、別途特定特急券を購入すれば新幹線に乗車できるとみられます。

ただ、道南いさりび鉄道がフリーエリアに含まれなかったため、本州側から来て木古内で下車した場合、木古内~五稜郭に乗るには別途運賃を支払う必要があります。

北海道&東日本パス2016年の価格

「北海道&東日本パス」の2016年の価格は、北海道新幹線開業後に値上げされます。価格は以下の通りです。

北海道新幹線開業前 大人10,290円、小児5,140円
北海道新幹線開業後 大人10,850円、小児5,420円

北海道&東日本パス2016年の発売期間、利用期間

「北海道&東日本パス」の2016年の発売期間、利用期間は以下の通りです。

■春季
・北海道新幹線開業前有効
発売期間:2月20日~3月13日
利用期間:3月1日~19日
・北海道新幹線開業後有効
発売期間:2月26日~4月16日
利用期間:3月26日~4月22日

■夏季
発売期間:6月20日~9月24日
利用期間:7月1日~9月24日

■冬季
発売期間:12月1日~2017年1月4日
利用期間:12月10日~2017年1月10日

春季は3月19日利用開始分でいったん期間が打ち切られ、3月26日利用開始分から再開されます。3月20日~25日利用開始分は設定されていませんのでご注意ください。(鎌倉淳)

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