東京近郊区間がさらに拡大します。常磐線のいわき~浪江間が範囲に含まれます。仙台近郊区間も原ノ町~小高間まで拡大します。
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Suicaの利用が可能に
JR東日本は、東京近郊区間と仙台近郊区間の拡大を発表しました。東京近郊区間は常磐線のいわき~浪江間、仙台近郊区間は常磐線の原ノ町~小高間が、新たに含まれます。
同時に、これらの区間でSuicaが利用できるようになります。東京近郊区間(首都圏エリア)では、草野、四ツ倉、久ノ浜、末続、広野、(臨)J ヴィレッジ、木戸、竜田、富岡、夜ノ森、大野、双葉、浪江の13 駅。夜ノ森、大野、双葉は現在一時休止中ですが、常磐線全線運転再開時に駅の営業を再開します。
仙台近郊区間(仙台エリア)では、磐城太田、小高の2駅でSuicaが利用可能になります。東京・仙台近郊区間の拡大とSuicaの利用範囲拡大は、2020年春です。
2014年以来の拡大
東京近郊区間の拡大は、新線・新駅開業を除き2014年4月以来となります。2014年の拡大では、中央本線の韮崎~松本間と小海線の小淵沢~野辺山間、水郡線の水戸~常陸大子・常陸太田間が含まれました。仙台近郊区間は2014年に新設され、今回が初めての拡大です。
ちなみに、東京~浪江間は274.4km。仙台~浪江間は92.7kmです。この距離の差があるにもかかわらず、浪江駅が東京近郊区間に組み入れられたのには、やや意外感があります。それだけ、浪江周辺までは首都圏からの利用者が多いということなのでしょう。
これにより、浪江~松本間507.2kmの乗車券が、大都市近郊区間ルールにより「当日限り有効、途中下車前途無効」になります。(鎌倉淳)
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