臨時寝台特急「北斗星」は、昨夜2015年8月21日に、上野発最終列車が出発しました。今日8月22日には札幌発最終列車が出発し、臨時運転を終了します。今後、「北斗星」の運行計画はなく、廃止となります。
一方、JR東日本とJR北海道は寝台特急「カシオペア」と急行「はまなす」の2016年2月までの運転日を発表しました。「カシオペア」は2月まで、ほぼ隔日で運転されます。
「カシオペア」は週3日で運行継続
寝台特急「北斗星」は、2015年3月のダイヤ改正で定期運行を終了し、4月からほぼ隔日で不定期列車として運行継続してきました。それも8月22日札幌発上野行きが最後。明日の上野駅到着を以て廃止されます。
一方、「カシオペア」は、2015年9月末までの運行計画が発表されていましたが、さらに10月以降も運行継続が明らかにされました。2016年2月末までの運転日が追加で発表されました。
「カシオペア」の運転日ははおもに日・火・金曜日(10月16・18・20日は除く)で、年始のみ1月2・4・6日に運転。上りはおもに月・水・土曜日に運転(10月17・19・21日は除く)され、年始は1月3・5・7日に運転されます。
運行時刻は9月までと変わらず、下りは上野駅16時20分発・札幌駅11時15分着、上りは札幌駅16時12分発・上野駅9時25分着です。
「はまなす」は上りが時刻変更
2016年3月のダイヤ改正では、急行「はまなす」の存廃も注目されています。「はまなす」については、10月以降も原則として毎日運転されますが、北海道新幹線開業準備のため、運休日も設定されています。下り(青森発札幌行)の運休日は12月31日と1月1日、2月14・21日、上り(札幌発青森行)の運休日は12月31日と1月1日、2月13・20日です。
また、上りは10月以降、運転時刻が変更となり、函館駅3時56分発・青森駅6時19分着となります。青森着がこれまでのダイヤより40分遅くなり、乗換え可能だった東北新幹線「はやぶさ4号」(新青森駅6時17分発)には乗り換えられなくなります。「はやぶさ8号」(新青森6:49発)への乗り継ぎとなります。
いつまで運行されるのか?
「カシオペア」「はまなす」も、2016年3月以降の運転日は未発表です。また、北海道新幹線開業後の存廃に関しても、いまのところ正式発表はありません。
北海道新幹線開業月の3月には、さまざまな最終検査が行われるでしょうから、両夜行列車が2月までと同じように運行できるのかはやや疑問です。とはいえ、少なくとも北海道新幹線開業にともなうダイヤ改正までは、運転日数が減ったとしても運転はされるとみられます。
そのダイヤ改正日はまだ正式発表されていませんが、2016年3月26日になると報じられています。「カシオペア」「はまなす」がこのダイヤ改正で姿を消すとすれば、両列車の最終運転は3月24日か、その少し前になるのでしょう。