格安航空会社LCCのエアアジアの長距離部門を担うエアアジア・エックスが、成田空港と中部空港での地上職員の募集を開始しました。運航管理や顧客対応など航空会社の地上職全般を扱う職種の募集で、エアアジアが両空港に就航することを強く示唆しています。
エアアジア・エックスは以前から成田、中部への就航計画を明らかにしており、それがいよいよ現実になるとみていいでしょう。就航日などはまだわかりませんが、このタイミングでの募集ですと、2014年3月末に始まる夏ダイヤからの就航が有力です。就航先は中部がクアラルンプール、成田はバンコクになるとみられます。
日本はマレーシア国民に対し、2013年7月より短期滞在の観光客に対しビザ免除を開始しました。それに伴い、マレーシアからの訪日観光客の増加が予想されており、エアアジア・エックスの中部路線開設はそれに対応するものと考えられます。
エアアジア・エックスはすでに羽田空港へ就航しています。成田路線は羽田の置き換えになる可能性もありますが、純増とみたほうがいいかもしれません。羽田空港のエアアジア・エックスの発着枠は深夜なので、日本国内線との接続が悪いという弱点がありました。成田で昼間の発着枠が取れれば、たとえばバンコクから成田を経て新千歳空港への同日着が可能になります。
旧エアアジア・ジャパンで失敗したエアアジアグループが、今度は日本でどんな展開を見せるのか、注目したいところです。
広告