東京メトロ丸ノ内線で新宿方面から方南町への直通運転を開始。2016年度から日中12分間隔で登場。

地下鉄丸ノ内線支線(中野坂上-方南町)の方南町駅に、新宿方面からの直通列車が走ることになりました。

方南町駅は、丸ノ内線支線の終点にありますが、現在はホームが短く3両編成の電車しか停車できません。東京メトロは、これを同線の他の駅と同じ6両編成が止まれるようホームを延伸する工事を始めています。完成は2016年度。完成後は、池袋発新宿止まりの列車が方南町まで延伸され、「本線」と「支線」の本格的な直通運転が始まります。

広告

ホームの延伸工事を実施

現在の丸の内線支線は、主に3両編成の列車が運行され、日中のほとんどの列車は中野坂上-方南町の区間運転です。ただし、方南町駅の一つ新宿寄りの中野富士見町駅までのホームはすでに6両対応しています。中野富士見町駅には車庫があり、そこに「本線」の電車が入庫するためです。そのため中野富士見町駅までは、現在もラッシュ時を中心に新宿方面からの直通列車があります。

方南町駅のホームの延伸工事は2013年11月から開始。ホームを西側に約18メートル延ばします。2016年度にホーム延伸工事が完成した後は、丸ノ内線のダイヤが大幅に見直されます。具体的には、現在、池袋-荻窪を結ぶ「本線」は、日中は3本に1本が池袋-新宿間の区間運転になっていますが、この区間運転列車を方南町までの直通運転とする予定です。この列車は現在のダイヤですと日中に12分ごと。つまり、日中12分ごとに、「池袋発方南町行き」が登場します。

丸ノ内線

区間運転も残る

ただ、これだけだと支線内の運転本数が少ないため、3両編成による支線内の区間運転も残されます。また、荻窪方面の運転本数もおおよそ変わりなさそうです。

方南町直通列車の登場は、西新宿駅や中野坂上駅の列車本数の増加も意味します。いままで四谷方面から乗車しようとして、「新宿止まり」とがっかりしていた両駅の利用者も、今後はそういうことがなくなるでしょう。逆に、新宿始発の池袋方面行きはなくなりますので、新宿での着席チャンスは減ることになります。

広告
前の記事久留里線が11月14日より運航再開。JR東日本が正式発表
次の記事エアアジアが中部からクアラルンプールへの国際線を近く開設か。地上職員の募集を開始。成田からはバンコク線か。