国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の桶川北本インターチェンジ(IC)~白岡菖蒲IC間について、2015年11月末までに開通するという見通しを発表しました。
これで圏央道により、東北自動車道、関越自動車道、中央自動車道、東名高速道路がつながることになります。
【9月29日追記】桶川北本IC~白岡菖蒲ICの開通日は2015年10月31日と発表されました。
広告
中断した工事を再開
この区間では、用地買収の遅れから開通時期が2014年度から2015年度に延期されていました。さらに今春には絶滅の恐れのあるオオタカの繁殖を示す行動が沿線で確認されたことから、工事の一部が2015年3月9日より中止されています。その繁殖に影響する時期が過ぎたとして、7月10日より工事を再開し、11月末までに開業させる見通しとなりました。
最初の開通から19年
圏央道では、2015年3月29日に久喜白岡ジャンクション(JCT)~境古河ICが開通しています。桶川北本IC~白岡菖蒲ICが開通すると、埼玉県内の圏央道は全区間が開通することになります。1996年に青梅IC~鶴ヶ島JCTが開通してから19年、ようやく圏央道により東北自動車道、関越自動車道、中央自動車道、東名高速道路が結ばれることになります。
東名の海老名以西から東北道久喜白岡以北に向かう場合、首都高速を通る必要がなくなります。この経路のドライバーには便利になりますし、首都高速の渋滞解消にも多少貢献しそうです。
常磐道・東関東道への接続は、境古河IC~つくば中央ICの工事を残していますが、これも2015年度中に開通が予定されています。
広告