日本最南端の島、波照間島への航空路線が2024年1月22日に就航します。第一航空の石垣~波照間線で、石垣~多良間線も同時に再開します。
波照間、多良間同時就航
第一航空は、石垣~波照間線と石垣~多良間線を2024年1月22日に開設します。波照間線は月・水・土の週3便、多良間線は月・土の週2便の運航です。
石垣~波照間線と石垣~多良間線のスケジュールは以下の通りです。
■石垣~波照間線
新石垣09:30→波照間10:00
波照間11:30→新石垣12:00
※月・水・土運行
■石垣~多良間線
新石垣14:30→多良間15:00
多良間15:45→新石垣16:15
※月・土運行
機材はDHC-6-400型、通称ツインオッターです。同社が2021年7月に運航開始した那覇~粟国線と同型機で、座席定員は19人です。ただし、波照間路線では15名の定員で運航します。
石垣~波照間、石垣~多良間の運賃は同額で、大人(満12歳以上)14,000円、小児(満3歳以上12歳未満)8,500円です。島民割引が設定されていて、大人5,000円、出身高校生4,200円、小児3,000円です。
17年ぶりの復活
第一航空の波照間線と多良間線は、2022年4月に就航を予定していましたが、訓練中のトラブルにより延期となっていました。予定より1年9ヶ月遅れとなりましたが、ようやく就航にこぎ着けた形です。
石垣~波照間は2007年まで、石垣~多良間は2006年まで、いずれも琉球エアーコミューター(RAC)が就航していました。しかし、利用者数が少なかったことなどから、両路線とも撤退しています。
多良間空港にはRACが宮古線を運航していますが、波照間空港には他に航空路線がありません。そのため、第一航空の就航は、波照間島にとって17年ぶりとなる待望の航空路復活といえます。
旅行者にとっても、日本最南端への島を訪れやすくなりそうです。(鎌倉淳)