日本とパプアニューギニアを結ぶ航空路線が、パラオに寄港できることになりました。これにより、成田~パラオ直行便が再開する可能性が出てきました。
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パプアニューギニア航空協議
国土交通省航空局は、パプアニューギニアの航空当局との航空協議を10月26日に開催しました。協議の結果として、日本・パプアニューギニア双方の航空会社が、成田空港とパプアニューギニアとの間で運航する場合、パラオに寄港できる枠組みを設定することになりました。
これにより、成田~パラオ~ポートモレスビーといった航空路線を新たに設定することができるようになります。
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成田~ポートモレスビー線は運休中
日本とパプアニューギニアは、2017年にオープンスカイに合意済みで、羽田以外の空港に自由に乗り入れることができます。
一方、日本・パプアニューギニア間の路線は、ニューギニア航空が成田~ポートモレスビー線を2002年から運航していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年に運休して再開していません。
今回の協議結果により、成田~ポートモレスビー線が、パラオ経由で再開する可能性が出てきました。
パラオは日本とニューギニアを直線で結ぶ経路上に近い位置にありますので、経由したとしてもそれほど大回りにはなりません。
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デルタ、JALは再開せず
日本~パラオ間には、デルタ航空が成田から就航してましたが、2018年を最後に運航を終了しています。JALも不定期でチャーター便を成田~パラオ線を運航していましたが、2020年を最後に運航していません。
一方、パラオはリゾート地としては人気があり、日本からの直行便再開を待ちわびる声もあります。
ニューギニア航空の寄港という形で、成田~パラオ直行便が再開する可能性が出てきたわけで、期待したいところです。(鎌倉淳)
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