「サンキュー♥ちばフリーパス」2022年初春版の期間と価格。1月2月に初設定!

早春の房総へ

「サンキュー♥ちばフリーパス」が2022年初春にも発売されます。利用期間は1月4日~2月28日で、1、2月の発売は初めてです。

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千葉県内が乗り放題

「サンキュー♥ちばフリーパス」は、千葉県内の主要交通機関が乗り放題になるフリーきっぷです。これまで9月~11月の発売期間で設定されることが多かったですが、2021年は11月のみの設定でした。そのかわりなのか、2022年1月と2月に設定することが発表されました。

発売期間は1月4日~2月27日、利用期間は1月4日~2月28日です。当日でも購入可能で、有効期間は利用開始日から連続する2日間です。

E131系

フリーエリア

2022年初春版の「サンキュー♥ちばフリーパス」の鉄道路線のフリーエリアはこれまでと同じです。利用できる鉄道路線は、千葉県内のJR線と、小湊鐵道、いすみ鉄道、銚子電鉄、流鉄の私鉄4社です。

利用できるバスは、小湊鐵道、九十九里鉄道、千葉交通、ジェイアールバス関東、日東交通、京成タクシー成田の6社の指定路線です。

東京湾フェリー(金谷~久里浜)も、引き続きフリーエリア対象となりました。フェリーが乗り放題となるフリーきっぷは珍しいです。

フリーエリア内では、JR線の普通列車(快速含む)の普通車自由席、各鉄道・バス会社線の指定路線、東京湾フェリーが乗り降り自由となります。フリーエリア内で特急列車等を利用する場合、特急券や「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」、房総料金回数券といった料金券タイプの特別企画乗車券との併用が可能です。

サンキューちばフリーパス
画像:JR東日本

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価格は据え置き

価格は大人3,970円、小人1,980円で、据え置きです。JR東日本の千葉県内の主な駅の指定席券売機で購入できます。駅窓口での発売はありません。

「サンキュー♥ちばフリーパス」の概要は以下の通りです。

「サンキュー♥ちばフリーパス」2022年初春版

・価格 おとな3,970円、こども1,980円
・発売期間:2022年1月4日~2022年2月28日
・利用期間:2022年1月4日~2022年2月27日
・有効期間:連続する2日間
・発売箇所:JR東日本の千葉県内の主な駅の指定席券売機

利用日当日の購入も可能です。利用人数の制限はなく、一人から購入できます。

なお、東京都区内各駅からフリーエリアへの乗車券がセットになった「サンキュー♥ちばフリー乗車券」は発売されません。

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房総半島横断も

「サンキュー♥ちばフリーパス」の魅力は、千葉県のJR線はもとより、私鉄が乗り放題であることです。モデルルートとして真っ先にあがるのは、小湊鐵道といすみ鉄道を乗り継ぐ房総半島横断でしょう。

小湊鐵道の五井~上総中野間の運賃は1,440円で、いすみ鉄道の上総中野~大原間の運賃は730円。あわせて、フリーパス価格の半額に相当する金額です。五井や大原へのアクセスを含めると、房総半島を鉄道で横断するだけで、だいたい元が取れてしまいます。

銚子電鉄の片道運賃が350円、流鉄が200円ですので、これらの私鉄を往復し、房総半島を横断すれば、それだけで3,270円。きっぷの8割の値段に相当します。運賃の高い私鉄を乗り歩くのに利用価値が高いといえるでしょう。

久里浜発は使えない

東京湾フェリー(片道運賃800円)もフリーエリアに含まれるので、房総半島からフェリーで三浦半島に渡り、京浜急行やJR横須賀線で東京に向かうルートにも使えます。東京を起点とした場合、市川でパスを購入し、久里浜から戻るというルートをたどると、かつての「東京湾フリーきっぷ」のような旅ができそうです。

JR久里浜駅や、久里浜港では発売されませんので、三浦半島側で「サンキューちば♥フリーパス」を購入することはできません。東京・横浜方面からフェリーを使って房総半島に上陸する経路としては使えないと考えたほうがよさそうです。(鎌倉淳)

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