長崎新幹線は「かもめ」。在来線特急は「リレーかもめ」に決定

自由席は横5列

長崎新幹線の列車名が「かもめ」に決まりました。接続する在来線特急は「リレーかもめ」となります。車両は最新鋭のN700Sを導入します。

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60年の歴史

JR九州は、2022年秋に武雄温泉~長崎間で開業する九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)について、走行する列車名を「かもめ」にすると発表しました。

「かもめ」は、約60年前の1961年に長崎行き特急列車として運転を開始し、現在は博多~長崎間を結んでいる在来線特急の愛称です。新幹線開業後も、この歴史ある列車名を受け継ぎます。

武雄温泉で「かもめ」に接続する在来線特急の愛称は「リレーかもめ」となります。「リレーかもめ」が博多~武雄温泉間の在来線を運行し、「かもめ」が武雄温泉~長崎間の新幹線を運行します。

かもめ
画像:JR九州プレスリリース

自由席は5列

車両はJR東海が2020年7月に営業運転を始めた最新鋭のN700Sを導入します。N700Sは、これまでの東海道新幹線の車両と違い4両編成など短い両数での運用が可能です。そのため、長崎新幹線での両数が注目されていましたが、九州新幹線(鹿児島ルート)の800系と同じ6両編成となりました。

車両のデザインは、お馴染み水戸岡鋭治氏が手がけます。外観はJR九州のイメージカラーの赤が車両の下の部分を彩り、内装は白をベースにした明るい雰囲気です。

かもめ
「かもめ」指定席。画像:JR九州プレスリリース。

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「かもめ」自由席。画像:JR九州プレスリリース

やや意外なのは、シート配置。指定席が横4席、自由席が横5席で、鹿児島ルートの800系の全車横4列とは異なります。6両編成で自由席が5列シートとなると、輸送力で余裕がありそうです。

長崎新幹線開業にともなう、在来線特急の運行詳細は未発表です。「みどり」の扱いが注目されますが、「リレーかもめ」との併結があるのでしょうか。

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