JALが5月1日~30日の国際線運航計画を発表しました。新型コロナウイルス感染拡大を受け多くの路線で運休し、15路線で週30往復体制となります。ゴールデンウイークの大型連休も例外とならず、大減便となります。
減便率は94%
JALは、新型コロナウイルス関連肺炎の感染拡大への対応として、5月1日~5月31日の国際線運航便の運休・減便を発表しました。
JAL国際線全60路線で運休または減便が実施され、5月中の計画便数4,836便のうち、4,568便が運休し、運航は268便にとどまります。1日平均で8.6便(4.3往復)となり、全世界へおおむね週30往復の体制となります。
減便率は94%に達し、運航率は6%にとどまります。ゴールデンウィークでも、それ以外の時期と運航本数にほとんど違いはありません。つまり、ゴールデンウィークの大型連休も未曾有の大減便となります。
5月に運行するJAL国際線
JALの5月1日~31日に運航する国際線は以下の通りです。運航便数は概略で、週により異なる場合があります。
北アメリカ線
■羽田~シカゴ
・JL010/009 週1往復
■羽田~ロサンゼルス
・JL016/015 週1往復
■成田~バンクーバー
・JL018/017 週1往復
ヨーロッパ線
■羽田~ロンドン
・JL043/044 週4往復
東南アジア線
■羽田~バンコク
・JL031/034 週2往復
■成田~クアラルンプール
・JL723/724 週2往復
■成田~ジャカルタ
・JL725/726 週2往復
■成田~ハノイ
・JL751/752 週1往復
■成田~ホーチミンシティ
・JL759/750 週2往復
■成田~マニラ
・JL741/742 週2往復
東アジア線
■成田~大連
・JL829/820 週1往復
■成田~香港
・JL029/026 週4往復
■成田~台北
・JL809/802 週4往復
■成田~高雄
・JL811/812 週2往復
■羽田~ソウル(金浦)
・JL091/092 週1往復
最大で週4往復
最も運航便数が多いのが羽田~ロンドン線と成田~香港線、台北線の週4往復。ヨーロッパはロンドン線に集約している形です。
米国はシカゴとロサンゼルスに週1往復ずつで、米国全体としては週2往復です。ニューヨーク線やホノルル線は運休です。
そのほか、東南アジアの主要都市に週2往復しているほかは、週1往復の路線が多いです。中国路線は大連に週1往復のみと絞っています。
地域別ではハワイ路線のほか、オセアニア路線、南アジア路線が全休となっています。
日本国内は羽田、成田の両空港発着のみで、中部、関西発着路線は全便運休です。