スカイマークが、2019年内をめどに成田~サイパン線を開設すると正式発表しました。同社が国際定期便を就航させるのは初めてです。
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成田~中部便も
スカイマークは、2019年3月にはじめてのサイパンチャーター便を運航。8月、9月にも運航し、実績を積み上げながら定期便の就航を検討してきました。その結果、2019年内に成田~サイパン線の定期便就航を決め、このほど正式発表しました。
同時に、2019年内に成田~中部線の開設を目指していることも明らかにしました。サイパン線は毎日、中部線は週2便運航する計画です。
スカイマークが成田発着の国内線を就航させるのは2014年以来、約5年ぶり。中部から成田を経由し、サイパンに向かう利用者を取り込む狙いがあります。
ニューヨーク線は頓挫
スカイマークはこれまで、定期便としては国内線しか運航したことがありません。2015年の民事再生法申請前に成田~ニューヨーク線を計画していましたが、実現する前に経営破綻しました。スカイマークとしては、就航地は違えど悲願の国際線進出が実現する形になります。
成田~サイパンの直行便は、かつてJALが運航していましたが2005年に撤退。運航し続けていたデルタ航空も2018年5月を最後に撤退し、現在はどの航空会社も就航していません。
その結果、かつては日本人にもメジャーな観光地だったサイパンは、いまでは経由便でしか行けない遠い島になっていました。スカイマークの就航で、約1年半ぶりに成田との直行便が復活するわけで、再び脚光を浴びそうです。
就航日やダイヤなどは、確定次第発表されます。(鎌倉淳)
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