2016年4月に起きた熊本地震で不通が続いているJR豊肥線が、2020年度に全線復旧します。県道俵山ルートは2019年秋の完全復旧です。
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肥後大津~阿蘇間
JR豊肥線は、2016年4月の熊本地震により、土砂崩れや地盤崩落で線路が大きな被害を受けました。地震から3年が経過していますが、肥後大津~阿蘇間27.3kmについては、現在も不通が続いています。
国土交通省と熊本県は、この区間について、2020年度内の復旧のメドが立ち、豊肥線全線の運転が再開される見通しになったことを明らかにしました。国と県、JR九州による「JR豊肥本線復旧連絡協議会」が、道路や砂防などの関連工事とあわせて工程を精査した結果です。
道路も復旧工事続く
一方、国交省九州地方整備局は、熊本地震で被災した熊本県道の俵山トンネルルート(県道熊本高森線)について、全線本復旧が2019年秋に完了すると発表しました。
同ルートは、2016年にトンネルと旧道を活用するなどして仮復旧し、2018年7月には桑鶴大橋の復旧を完了するなど、全線にわたる復旧工事を進めてきました。
このほど、未復旧だった大切畑大橋、俵山大橋の復旧工事が2019年秋頃に完了することが明らかになり、本復旧のメドが立ちました。
同ルートは熊本市と阿蘇地域を結ぶ主要道です。両橋梁の復旧により、俵山トンネルルートは、地震から3年半を経て、完全復旧することになります。
このほか、国道325号阿蘇大橋と国道57号北側復旧ルートも、2020年度の開通が予定されています。
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