格安航空会社LCCのジップエア・トーキョーが、米国のサンノゼへ就航する方針を明らかにしました。同社の米国本土路線としては、ロサンゼルスに続く2路線目です。
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シリコンバレーの都市へ
ジップエアは日本航空の完全子会社のLCCで、2020年10月に運航を開始しました。成田空港を拠点に、ソウル、台北、バンコク、シンガポール、ホノルル、ロサンゼルスに就航しています。
これにくわえて、2022年12月に成田~サンノゼ線を開設すると発表しました。米本土への路線としては、ロサンゼルスに続く2路線目です。
サンノゼはサンフランシスコから約50kmの距離にあり、シリコンバレーもエリアに含みます。サンノゼ空港は中規模で乗り継ぎがしやすく、米LCC大手のサウスウエスト航空の路線も多いことから、LCC同士の乗り継ぎでアメリカ各地に乗り継げます。大学も多いことから、日本人留学生などの利用も見込んでいるそうです。
就航当初は週3往復程度の運航を想定していますが、詳しいスケジュールや運賃などは未定です。航空券の販売は2022年秋頃に開始する予定です。
「Z」デザインは変更
ジップエアは、機体の尾翼のデザインも変更します。現在はアルファベットの「Z」の文字を描いていますが、緑や黒、白などを使った横じまの模様にします。2023年春までに順次デザインを切り替えます。
変更理由は「ポストコロナに向けてさらなる飛躍を期して」ということですが、「Z」の文字はウクライナに侵攻したロシア軍がマークとして使用していることを考慮したとみられます。(鎌倉淳)
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