快速エアポート「uシート」にチケットレス導入。840円はちょっと高い?

2022年4月スタート

JR北海道の快速「エアポート」の指定席「uシート」を、チケットレスで利用できるようになります。同時に840円に値上げとなり、ちょっと高いと感じる人も多そうです。

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4月1日スタート

JR北海道は、新千歳空港~札幌・小樽間を運行している快速「エアポート」の座席指定車「uシート」の指定席に、チケットレスサービスを導入すると発表しました。

「uシート」は、リクライニングシートを備えた特急普通席と同水準の座席です。快速「エアポート」に1両連結されていて、確実な着席を求める新千歳空港利用者に向けたサービスとして定着しています。

現在、「uシート」の指定席は駅の窓口や指定席券売機のほか、JR北海道のインターネットサービス「えきねっと」で発売していますが、いずれにせよ「紙のきっぷ」の受取が必要です。

しかし、チケットレスサービスの導入により、きっぷを受け取らずに指定列車に乗車することができるようになります。サービス開始は2022年4月1日乗車分からです。

快速エアポート

えきねっとで予約

チケットレス指定席券は「えきねっと」で購入します。利用方法の詳細は未発表ですが、現在JR北海道で導入されている「えきねっとトクだ値チケットレス特急券」に準じたものになるとみられます。

JR北海道の「チケットレス特急券」は、特急列車の札幌~岩見沢、苫小牧間で設定されています。これを快速「エアポート」の小樽~新千歳空港間の指定席に拡充する形です。

チケットレスサービスの対象となるのは「uシート」指定席券のみなので、快速「エアポート」に乗車する際には、別途乗車券が必要です。乗車券としてKitacaやSuicaといったICカードを使用すれば、乗車券、指定席券ともにチケットレスで利用できます。

チケットレスサービス導入により、たとえば飛行機到着後にスマホで予約、決済すれば、駅に到着前に指定席券を確保して、そのままSuicaなどで改札口を抜け、指定の列車に乗車できます。

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料金は値上げ

JR北海道では、チケットレスサービスの導入にあわせて、「uシート」の座席指定料金を530円から840円(小児半額)に値上げします。50%以上の大幅値上げで、いかにJR北海道の経営が苦しいとはいえ、その値上げ幅に驚いた方も多いようです。2016年までは310円でしたので、そこを起点とすれば2.7倍になってしまいます。

ただ、振り返ってみると、以前の快速「エアポート」は普通車もクロスシートで、特急車両を使用した全車リクライニングシートの列車もありました。しかし2014年以降、733系の投入によりロングシートの車両が増え、「uシート」と普通車との快適性の差が広がってきました。特急車両の使用もなくなっています。

840円は首都圏グリーン車並みの価格ですが、ロングシートとリクライニングシートの快適性が大きく異なるという点で、首都圏グリーン車と「uシート」は事情が似てきています。そうした背景もあり、800円程度の指定席料金は受け入れられると判断したのかもしれません。

端的にいえば、「uシート」は、300円の単なる座席指定車から800円のグリーン車に、その役回りが変化したということです。

割引に期待

とはいえ、新千歳空港~札幌間の乗車券・指定席券をあわせた総額は片道1,990円となり、ちょっと贅沢な金額です。荷物の多いインバウンド旅行者の復活も視野に入れた価格設定でもあるのでしょう。

救いがあるとすれば、現在の「チケットレス特急券」では、定価より最大410円の割引が設定されているので、快速「エアポート」でも、多少の割引が行われる可能性が高そう、という点でしょうか。

その意味でも、導入される「チケットレス指定席券」を上手に活用したいところです。(鎌倉淳)

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