「虎ノ門ヒルズ」はどんな駅? 東京BRTとの乗り換え地点になる!

銀座線とも接続

東京メトロ日比谷線に建設中の新駅の名称が「虎ノ門ヒルズ」に決まりました。どんな駅なのか、見てみましょう。

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「まちと一体となった新たな駅」

日比谷線の新駅ができるのは、霞ケ関駅と神谷町駅の間にある港区の虎ノ門地区。虎ノ門地区では、森ビルが手がける複合ビル「虎ノ門ヒルズ」を中心に再開発が進められています。

駅名選定の理由として、東京メトロでは「まちと一体となった新たな駅」としてわかりやすい駅名にしたと説明しています。

カタカナ駅名ですが、施設名称をそのまま駅名に採用していますので、違和感を覚える人は少なそうです。

虎ノ門ヒルズ駅
画像:東京メトロプレスリリース

バスターミナルと接続

虎ノ門ヒルズ駅は、建設中の地上56階建てのビル「虎ノ門ヒルズステーションタワー(仮称)」と直結します。

隣接する「虎ノ門ヒルズビジネスタワー(仮称)」の1階には1,000平米のバスターミナルの建設も予定されていて、臨海地区へ向かう「東京BRT」や、空港リムジンバスの発着地にもなります。そのため、虎ノ門ヒルズ駅は、日比谷線沿線と臨海地区、空港をつなぐ交通結節点の役割も果たします。

虎ノ門ヒルズは、環状2号線と交差する位置にあり、発着するバスは汐留や臨海地区、赤坂方面へ向かいやすいという長所があります。

虎ノ門ヒルズ駅位置図
画像:東京メトロプレスリリース

虎ノ門ヒルズ駅立体図
画像:東京メトロプレスリリース

銀座線虎ノ門駅と乗換駅に

駅施設は2面2線。地下には駅前広場が設けられます。

虎ノ門ヒルズ駅平面図
画像:東京メトロプレスリリース

地下道では銀座線虎ノ門駅とも接続。約435m、徒歩7分の距離です。東京メトロでは、虎ノ門ヒルズ駅は虎ノ門駅との乗換駅となるとしており、運賃は通算されるようです。ただ、日比谷線と銀座線は銀座駅でも接続しており、乗り換えは銀座駅のほうが便利です。

虎ノ門ヒルズ駅の暫定開業は、東京オリンピック・パラリンピック前の2020年。その後2022年度に最終完成予定です。

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