「東京フリーきっぷ」などがSuica、PASMOで利用可能に。JR、メトロ、都営が一斉対応

磁気券も販売継続

「東京フリーきっぷ」「東京メトロ24時間券」「都営まるごときっぷ」「Tokyo Subway Ticket」といった東京都内の鉄道フリーきっぷが、SuicaやPASMOで利用可能になります。

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4つのフリーきっぷ

JR東日本、東京メトロ、東京都交通局は、「東京フリーきっぷ」「東京メトロ24時間券」「都営まるごときっぷ」「Tokyo Subway Ticket」の4つの東京都内の鉄道フリーきっぷについて、SuicaやPASMOで利用可能になると発表しました。2020年3月14日からです。

「東京フリーきっぷ」は、東京都区内のJR線と、東京メトロ、都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナーの全線が乗車できるフリーきっぷです。「東京メトロ24時間券」は東京メトロ全線が丸1日乗車できるフリーきっぷ。「都営まるごときっぷ」は都バスも含めた都営交通が全線乗り放題になる1日乗車券です。「Tokyo Subway Ticket」は、メトロと都営が乗り降り自由になる、訪問旅行者向けのフリーきっぷです。

東京フリーきっぷ
画像:JR東日本

価格は紙と同じ

「東京フリーきっぷ」はSuicaとPASMO、それ以外はPASMOで利用可能になります。価格や効力は紙のきっぷと同じです。紙のきっぷ(磁気券)も販売継続しますが、「東京メトロPASMO1日乗車券」は販売終了となります。

■東京フリーきっぷ
大人 1,600 円、小児 800 円

■東京メトロ24時間券
大人600円、小児300円

■都営まるごときっぷ
大人700円、小児350円

■Tokyo Subway Ticket
24hour 大人800円、小児400円
48hour 大人1,200円、小児600円
72hour 大人1,500円、小児750円

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定期券と併用不可

ICカード利用のメリットとして、フリーエリア内の駅の自動改札機をワンタッチで通過できるほか、フリーエリア外に乗り越してもチャージ残高から自動精算を行うため、精算の手間がかかりません。

注意点としては、定期券や他のIC企画乗車券を利用中の Suica、PASMOでは利用できません。SuicaやPASMOを定期券として使っている方は、そのカードで「東京フリーきっぷ」などを使うことはできません。

モバイルSuica、記念Suica、定期券情報が搭載できないSuica付きビューカードなどでも利用できません。

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