「ときわ路パス」2024-2025年の概要。デジタル版なら県外からの利用も便利

お値段据え置き

茨城県内のおもな鉄道路線が乗り放題になる「ときわ路パス」が2024年と2025年春に発売されます。概要をみてみましょう。

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茨城県内が乗り放題

「ときわ路パス」は、茨城県内のJR東日本線のほぼ全線と、関東鉄道道常総線・竜ヶ崎線、鹿島臨海鉄道線、ひたちなか海浜鉄道線、真岡鐵道線の普通・快速列車が1日乗り放題となるきっぷです。

特急券を別途購入すれば、特急列車にも乗車可能です。真岡鉄道の「SLもおか」にも、SL整理券を購入すれば乗車できます。

2024年と2025年春の「ときわ路パス」は、紙のきっぷとデジタル版の両方で発売します。

E531系

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ときわ路パスの概要

ときわ路パスの2024年と2025年春の発売概要は以下の通りです。3回の発売が決定しています。価格は前年から据え置きです。

◆ときわ路パス(2024年度版の概要)
○利用期間
 夏季:2024年7月13日~9月1日の土休日
 秋季:2024年10月5日~12月22日の土休日および11月13日
 冬季:2025年2月8日~3月30日の土休日

○発売期間
 デジタル版:利用当日のみ発売
 紙版:利用開始日の1ヵ月前から当日まで発売

○有効期間
 1日間

○価格
 大人2,180円、小児550円。(デジタル版では小児の設定なし)

○発売箇所
 デジタル版: 「ひたちのくに紀行」WEB サイト
 紙版:フリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口

○フリーエリア:下図の通り

ときわ路パス
画像:JR東日本
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モバイルSuicaにはデジタル版が

2024年度の「ときわ路パス」は、デジタル版として、「ときわ路パス(デジタル)」が設定されています。

デジタル版は、地域・観光型 MaaS「ひたちのくに紀行」WEB サイトで購入できます。購入・利用には「ひたちのくに紀行」サイトへの会員登録およびモバイルSuicaの会員登録が必要です。

支払いは、クレジットカード・モバイル Suica が利用可能です。

デジタル版は、フリーエリア外で購入可能です。フリーエリア外から利用した場合、モバイルSuicaで自動改札機をタッチして利用すれば、乗車区間のIC運賃からフリーエリア外区間のIC運賃を差し引いた金額がキャッシュバックされます。

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取手~水戸往復でもお得

ときわ路パスは、年度により発売時期が異なりますが、2024年度は、夏、秋、冬と3シーズンに設定されることになります。

ときわ路パスの魅力は、茨城県内のJR線と主な私鉄が乗り降り自由という点でしょう。そのわりに価格設定は低く、たとえば、関東鉄道と真岡鐵道を乗り継いで取手~益子間を片道利用した場合、正規運賃は2,320円。ときわ路パスなら2,180円なので、これだけで元が取れてしまうきっぷです。

JR線利用でも、取手~水戸間の片道運賃が1,340円ですから、この区間を単純往復すれば元が取れます。

紙版はフリーエリア内でしか発売しないので、県外から訪れる場合は取手駅などでいったん下車して購入しなければなりません。一方、デジタル版ならウェブ上で購入し、途中で降車する必要もありません。(鎌倉淳)

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