東武鉄道は、旅行会社の子会社である東武トラベルとトップツアーを、2015年4月1日付けで合併させると発表しました。トップツアーを存続会社とし、社名は「東武トップツアーズ」とします。
2013年度の取扱高はトップツアーが1123億円、東武トラベルは378億円でしたので、あわせて1500億円規模の旅行会社となります。JALパックやクラブツーリズムと近い規模となり、国内旅行会社としては8~10位グループになるとみられます。
広告
トップツアーの前身は東急観光で、東急グループの会社でしたが、経営不振により親会社の東京急行電鉄が投資ファンドに全株式を売却しています。その株式を2013年8月に東武グループが取得していました。そのため、2013年9月以降、東武鉄道傘下には東武トラベルとトップツアーの二つの旅行会社が併存していました。それが、今回合併という結末を迎えるわけです。「旧東急」を「東武」が完全に吸収する形になりました。トップツアーの名称は残りましたが、ロゴは変わるかも知れません。
現在の本社は東武トラベルがとうきょうスカイツリー駅前のビル、トップツアーは目黒区東山にあります。合併を機会に本社は東京スカイツリーイーストタワーに移転します。
広告