タイガーエア台湾が仙台~台北線を開設。東北地方初の国際線LCCは、沖縄行くより安いかも

台湾の格安航空会社LCC・タイガーエア台湾は、2016年6月29日に台北(桃園)~仙台線を開設すると発表しました。仙台空港に国際線LCCが乗り入れるのは初めてです。同社の日本路線は仙台線で6都市9路線目となり、東北地方としても初の国際線LCCとなります。

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日本6都市目

タイガーエア台湾は2014年4月に設立されたLCCです。シンガポール航空傘下のタイガーエアウェイズ・ホールディングス(シンガポール)とチャイナエアライン(台湾)による合弁企業です。台北を拠点にバンコクやシンガポールに路線を開設しています。

日本には2015年4月に成田線を開設、現在は羽田、関西、中部、福岡、那覇に就航しています。仙台は6都市目です。

仙台線は火水金土の週4往復運航。機材はエアバスA320型機で180席です。時刻表は以下の通りです。

タイガーエア台湾・仙台~台北線時刻表

IT254 台北14:15→仙台18:45 運航日:火水金土
IT255 仙台19:45→台北22:50 運航日:火水金土

仙台を19時45分発なので、仙台市内の方ならば、仕事を早く終わらせてから乗ることも可能でしょう。台北発は午後便で使いやすく、仙台に適度な時間に帰れます。

タイガーエア仙台画像:タイガーエアFacebookより

片道10,000円台前半に

就航記念運賃が2,500円、通常運賃は諸税や燃油サーチャージ込みで片道6,000円からだそうですが、実際に検索してみると8,600円が普通に購入できる最低ラインのようです。実勢運賃は片道10,000~15,000円程度になるとみられます。

タイガーエア台湾によりますと、仙台線の利用者は7割から8割程度が台湾発となる見込みです。でもこの価格なら、東北在住の日本人旅行者にも手軽な海外旅行を提供してくれるでしょう。

ちなみに、仙台から沖縄へは、ANAの旅割75で片道20,000円程度が最低運賃です。東北地方から沖縄に行くなら、少し海を越えて台湾に行ったほうが安いかもしれません。(鎌倉淳)

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