エアアジアグループの格安航空会社LCCのタイ・エアアジアXが、札幌~バンコク線を2018年4月に再開すると発表しました。タイ航空当局に対する安全問題が解決したことによるものです。
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タイ航空当局に対する警告
タイ・エアアジアXは当初、2015年5月に同線を新規就航する計画でしたが、国際民間航空機関(ICAO)がタイの航空当局に対して安全性審査体制の不備を警告。これにより、タイの航空会社すべてが新規国際線の就航を禁じられました。
このため、タイ・エアアジアXも新規就航を断念。グループ会社であるエアアジアXがチャーター便を使って代替運航していました。その代替運航も、2015年8月1日から運休しています。
要するに、個別の瑕疵のないエアアジアが、タイ航空当局に対する警告のとばっちりを受けて運休していた、という構図です。
警告取り下げ後初の新規就航
2017年10月に、ICAOがタイ航空当局に対する警告を取り下げたため、タイの航空会社の新規就航が可能になりました。これを受け、タイ・エアアジアXはバンコク~札幌線の運航再開を発表したものです。
今回のバンコク~札幌線はタイ・エアアジアXにとって、警告取り下げ後、初の新規就航となります。
運航スケジュールは以下の通りです。
タイ・エアアジアX 札幌~バンコク線スケジュール
XJ621 札幌09:55→バンコク15:50
XJ620 バンコク23:55→札幌08:40(+1)
機材はエアバスA330-300型機で、座席数は2クラス377席。プレミアム・フラットベッド12席、エコノミー365席です。
インバウンド中心の路線となりますが、北海道からタイを訪れるのにも便利になりそうです。
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