さよなら「タンタン」!神戸王子動物園からパンダがいなくなる

20年ありがとう

神戸市立王子動物園のパンダ「タンタン」が中国に帰ります。新たなパンダが来る予定はなく、王子動物園からパンダの姿が消えそうです。

広告

3度目の延長はなし

神戸市立王子動物園が、中国から借り受けているパンダ「タンタン(旦旦、メス24歳)」を中国に返還すると発表しました。タンタンは2020年7月16日に日中共同飼育繁殖研究のため同園に貸与されていました。

当初は10年間の予定で、2010年と2015年の2度に渡って契約延長されてきましたが、2020年7月の3度目の契約期限とともに、中国に戻ることになります。24歳という、パンダとしての高齢が考慮されたようです。

王子動物園パンダ旦旦
画像:神戸市立王子動物園

オスは2010年に死亡

2000年7月にオスの「コウコウ(興興)」と来園しました。人工授精により繁殖に取り組みましたが、初代「コウコウ」は性成熟不全のため、2001年に二代目「コウコウ」と交換。2007年には妊娠したものの死産、2008年は出産後4日目に赤ちゃんが死亡と、繁殖はうまく行きませんでした。

2010年には、人工授精のためコウコウに麻酔をして精子の採取を試みたところ、麻酔からの覚醒中に心肺停止となり死亡してしまいます。その後、中国側から新たなオスの貸与はなく、タンタンのみで飼育されてきました。今回の帰国により、神戸からパンダが姿を消すことになります。

もともとは、阪神・淡路大震災後の復興を支援する意味もあり、中国から貸与されていました。約20年の間、多くの市民に愛されて、その役割を果たしたと言うことでしょうか。

王子動物園のアイドルだったパンダが姿が消すことは残念ですが、タンタンには、生まれ故郷の四川省で、静かな余生を送ることを願うばかりです。

今後、国内でパンダが見られるのは、東京都の上野動物園の3頭と、和歌山県のアドベンチャーワールドの6頭のみとなります。

広告
関連広告
前の記事日田彦山線がBRTで復旧へ。「専用道延伸」に意味はあるか
次の記事ZIP AIR成田~バンコク線時刻表。貨物専用便として6/3就航へ