ゴールデンウィークを迎え、いよいよ登山シーズン。手軽に登れる東京の山として人気の高尾山が、今年は少し変わります。といっても、もちろん山そのものは変わらず、麓の京王電鉄のことです。
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杉を使った内装に
まず、高尾山の玄関口である京王線高尾山口駅のリニューアル工事が2015年4月24日に完成。建築家の隈研吾氏設計の新しいデザインとなりました。駅舎は髙尾山薬王院をイメージしたダイナミックな屋根が特徴的。内外装の主な仕上げに杉を使っています。
ホームで目立つのは、行灯風の照明。これも高尾山の雰囲気に合わせたようです。案内板には天狗が描かれていて、細かいところまで高尾山ぽい演出が施されました。トイレの数もどーんと増え、登山前後のトイレ行列が少し緩和されそうです。また、外国人向けに無料Wi-Fiサービス(KEIO FREE Wi-Fi)も整備されました。
モンベル登山用品も販売
駅に隣接する商業施設は、これまで、ちょっとしょぼかったのですが、新しく「楓Kaede」というショップがオープンしました。モンベルと提携し同社の商品が置かれているほか、オリジナルブランドの登山用品も販売されています。外国人観光客も多い高尾山で、日本の登山ブランドを知ってもらうのは良いことかもしれません。
京王は高尾山口駅前で温泉掘削にも成功していて、日帰り温浴施設の建設を進めています。開業は2015 年秋の予定です。
今年の高尾山はひと味違う!ということで、季節のいい時期に訪れてみてはいかがでしょうか。
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