春秋航空日本が、成田~広島・高松・佐賀に路線開設へ。熊本は外れる。2014年5月にも初就航、セールは1月か?

格安航空会社LCCの春秋航空日本が、2014年5月にも、成田~広島・高松・佐賀に路線を開設します。このほど国土交通省に事業認可を申請し、年内に認可が得られれば5月末に就航を実現するとのこと。春秋航空は中国の格安航空会社LCCで、その日本法人が春秋航空日本です。

春秋航空

春秋航空日本の拠点は成田空港です。成田以外では、広島、高松、熊本で職員募集をしており、この3地点が就航先になるとみられていました。しかし、結果は熊本が外れ佐賀が入りました。佐賀には春秋航空の上海路線が開設されており、その接続も取れることから、就航地に決定したと思われます。佐賀空港は福岡市内にも近く混雑もしていないなどのメリットもあります。いっぽう、熊本空港は市街地から遠く、スカイマークなども苦戦していることから、見送りになったのでしょう。すでに、熊本空港の職員募集は終了しています。

高松にも春秋航空の上海路線が就航しています。結局、春秋航空日本は本国便と接続できる空港を優先して開設したようで、日本人利用者よりも手堅い中国人利用者の確保を狙ったのでしょう。広島には上海便がありませんが、これは成田発着の準幹線でLCC未参入の数少ない路線だからと思われます。

将来は国際線への就航も予定していて、国際線に関しては、台湾、シンガポールなどへの運航を予定しており、中国本土へ運航する春秋航空(上海)とは棲み分けるようです。春秋航空日本の設立趣旨に「中国人旅客の日本への集客」が含まれていますので、中華圏諸国への運航が主体になりそうです。

日本のLCCはピーチ、ジェットスター、エアアジアのいずれも全日空か日本航空の系列でした。それに対して、春秋航空日本はいずれの系列にも属していません。そのため、スカイマークを除けば、初めての大手航空会社非系列の格安航空会社LCCになります。

機材はボーイング737-800の新造機で、すでに1号機はデリバリーされています。春秋航空上海はエアバスA320型機ですが、日本では737となりました。座席数は189席で、ピーチなどと同じ水準の詰め込み型になりそうです。当初は3機程度での就航となりそうです。機材は5年で20機を予定しています。

各路線1日2往復で運航開始されるようですが、詳細なダイヤ、運賃などは未定です。航空券の販売開始は1月から3月頃になりそうです。大規模なセールが行われるのは確実。旅行者としては、メルマガなどは早めに登録して情報をキャッチしておきたいところです。

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