渋谷駅の大改造ばかりが話題にのぼりますが、新宿駅も改造計画が進んでいます。新南口に大規模な商業施設が誕生します。
JR東日本が2012年9月4日に発表したところによりますと、新南口駅舎跡地に「新宿駅新南口ビル(仮称)」を建設します。
「新宿駅新南口ビル(仮称)」は新宿駅と直結する複合施設です。隣接する土地には、高速バスターミナル(新宿交通結節点ビル)の建設も進んでいて、そちらとも連結する予定。ビルは高さ約170m、地上33階建てで、地上6~33階は賃貸オフィス、地上1~5階は商業施設「ルミネ」が入る見込みとのことです。地下1~2階は駐車場として使用されます。2013年9月に本体工事を着工し、完成は2016年春を予定しています。
渋谷と違い、これは3年半後のことですから、そう遠い未来ではありません。これができますと、南口にはルミネ、タカシマヤ、紀伊国屋などが集積します。東口のようにごちゃごちゃしていないので、使いやすい買い物エリアになるかもしれません。開発余地の少ない東口エリアから、だんだん南口エリアに新宿の中心が移っていくかもしれませんね。
これとは別の話になりますが、新宿駅東口と西口を結ぶ「新宿駅東西自由通路」の建設も決まりました。現在、新宿駅の東口側と西口側をつなぐ北通路と中央通路の二つの改札内通路がありますが、このうち北通路を拡幅し、改札口の位置を変更して東西の自由な行き来が可能な通路とするものです。幅員は約25mです。これまで、東西自由通路は丸ノ内線沿いにあるだけでしたので、今より南に自由通路ができるわけです。新宿駅東西自由通路は今月より工事に着手し、使用開始は2020年頃の予定です。ちょっと先ですね。
でも、これも新宿の重心が南に移行する一つの要素になるかも知れません。
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