東急世田谷線の早朝・深夜の乗車方法が変わります。後部ドアからの乗車ができなくなり、運転席横の前ドアのみの乗車に。ワンマン化の準備の意味合いがありそうです。
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12月1日から実施
東急世田谷線は、三軒茶屋~下高井戸間5キロを結ぶ軌道路線です。ライトレール的な車両が2両編成で運行。運転士のほか最後部にも乗務員がいて、最前部と最後部の2扉から乗車し運賃を支払い、中扉から下車する仕組みです。
これについて、東急は、2012年12月1日により、深夜・早朝時間帯について、運転席横の最前部ドアからのみの乗車に切り替えます。該当時間帯は最後部ドアを閉鎖し、乗降ができなくなります。ただし、改札口のある三軒茶屋駅と下高井戸駅では、従来通り全ドアからの乗車ができます。
対象の時間帯は、始発から6時30分頃までと、21時30分頃から終電までです。
ワンマン運転の推進
東急は、2010年11月10日に発表した事業構造変革方針において、ワンマン運転の推進を掲げました。同方針では「目黒線などで導入しているワンマン運転の実施拡大に向けた検討を進めます」と記載したのみで、具体的な路線名はあげられませんでしたが、世田谷線でもワンマン運転の実施を検討しているとみられます。早朝・深夜の後部ドア閉鎖は、その試験の意味合いがありそうです。
世田谷線は2両編成なので、列車が空いていて乗降に時間がかからなければ、ワンマン運転はさほど難しくはなさそうです。
ただ、朝夕や日中時間帯は混雑することも多く、全時間帯でワンマン運転にするためには、全駅のホームに改札を設けるか、信用乗車などの仕組みを整える必要がありそうです。
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