「釧網線/花咲線フリーパス」は使いやすそう。道東ローカル線の格安きっぷ

冬の道東旅行はいかが?

JR北海道が、「釧網線フリーパス」「花咲線フリーパス」を発売します。短期の道東ローカル線旅行に使いやすそうなきっぷです。

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3日間乗り放題

「釧網線フリーパス」「花咲線フリーパス」は、それぞれの路線を連続する3日間乗り放題となるきっぷです。普通・快速列車が利用でき、別途指定席券を購入すれば指定席にも乗車できます。

価格は釧網線フリーパスが大人4,100円。花咲線フリーパスが大人3,000円。いずれもこども半額です。

発売期間は2024年10月25日(金)~2025年3月29日(土)。補助金を活用して発売するきっぷのため、販売予定枚数が上限に達した場合は発売を終了します。

購入は利用開始日の1か月前から乗車当日までです。

発売箇所は釧網線フリーパスが釧路駅、標茶駅、摩周駅、知床斜里駅、網走駅。花咲線フリーパスは釧路駅、厚岸駅、根室駅です。駅窓口のほか、指定席券売機でも購入できます。

冬の釧網線

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「釧網線フリーパス」「花咲線フリーパス」の概要

「釧網線フリーパス」「花咲線フリーパス」の概要は以下の通りです。

●発売期間
2024年10月25日カラ2025年3月29日(売り切れ次第終了)
※利用開始日の1ヶ月前から利用当日まで購入可能。

●利用開始日
2024年11月2日から

●有効期間
連続する3日間

●効力
釧網線フリーパス:釧網線釧路~網走間が乗り降り自由
花咲線フリーパス:花咲線釧路~根室間が乗り降り自由
※いずれも普通・快速列車の普通車自由席のみ乗車可。指定席は別途指定席券を購入すれば利用可。

●価格
釧網線フリーパス:大人4,100円、小児2,050円
花咲線フリーパス:大人3,000円、小児1,500円

●発売箇所
釧網線フリーパス:釧路駅、標茶駅、摩周駅、知床斜里駅、網走駅
花咲線フリーパス:釧路駅、厚岸駅、根室駅
※駅窓口、指定席券売機、話せる券売機で購入可能。

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元を取りやすいきっぷ

釧網線の釧路~網走間の普通運賃は4,070円、釧路~根室間は2,860円です。いずれの路線も、全線を片道乗るだけでは、ギリギリで元がとれません。しかし、途中下車したり、往復乗車すれば元を取るのは簡単です。

たとえば、飛行機で釧路空港に入り、釧網線と花咲線のフリーパスをそれぞれ利用しても7,100円です。路線ごとに分けて買えるので、2~3日の短期旅行なら両きっぷの有効期間を重ねて使ってもいいですし、6日間の旅行日程で3日間ずつ使うこともできます。

当日、乗車前に駅で購入できるのもメリットです。青春18きっぷのない季節に、道東のローカル線旅行を楽しむのに適したきっぷでしょう。

これまで、道東のローカル線に乗車できるフリーパスとしては、北海道フリーパスや、Peach/FDAひがし北海道フリーパスといった広域のものしかありませんでした。その点、狭いエリアを手利用できる利用できるパスは、短期間の道東旅行に使いやすそうです。

気になるのは販売枚数です。破格といっても狭いエリアのきっぷなので、すぐには売り切れないとは思いますが、あまり先の予定で航空券を取るのは避けた方がいいかもしれません。(鎌倉淳)

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