仙台空港の24時間化が正式決定。東南アジアへ深夜便?

東北初

仙台空港の24時間化が正式に決まりました。宮城県と立地自治体が覚書を締結しました。運用開始時期は未定です。

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東北初

仙台空港は宮城県名取市と岩沼市にまたがる空港で、2016年に、国管理空港として初めて民営化されました。現在の運用時間は7時30分から21時30分の14時間ですが、宮城県が24時間化を目指し地元自治体と交渉してきました。

騒音を懸念する住民へ配慮して、23時~5時の離着陸回数を最大2回とし、住民には寝室へのエアコンと内窓の設置費を助成することなどで地元自治体と合意。宮城県と立地自治体は2月10日に、24時間運用に向けた覚書を交わしました。これにより、東北初の24時間空港が誕生します。

仙台空港の24時間化により、定期便が離着陸できる国内の24時間空港は計7空港となります。すでに24時間化されているのは、新千歳、羽田、中部、関西、北九州、那覇で、これに仙台空港が加わります。そのほか、定期便が深夜・未明に発着できない24時間空港として、成田と福岡があります。

仙台空港

東南アジア路線など開設か

24時間化の運用開始時期や開設路線は未定ですが、バンコクやシンガポールなど東南アジア方面への就航が期待されています。東南アジア便は、深夜に出発し、早朝に到着すると相互にダイヤが組みやすく、そのため、23時までや5時から離発着できるのは強みとなります。

23時~5時の回数制限が厳しく、「24時間化」は象徴的とも捉えられますが、深夜23時までと、早朝5時から運用できるだけでも、空港の使い勝手としては改善します。新型コロナウイルスが収まった後、新路線に期待できそうです。

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