青春18きっぷ、2019年度の販売枚数は61万枚。新型コロナで14%減

約73億円の売り上げに

青春18きっぷの2019年度の売上げが、JR6社合計で約61万枚であることがわかりました。新型コロナウイルス感染症の影響で、前年度比14%減と大幅に減少しました。

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例年60万~70万枚

青春18きっぷのJR6社合計の販売枚数について、JRによる公式発表はありません。ただ、各社とも、報道機関の問い合わせがあれば回答しています。

これまでの報道によりますと、2010年代の青春18きっぷの販売枚数はおおむね60万枚~70万枚台。2010年代前半は1000円高速や東日本大震災の影響で低迷しましたが、2015年度に70万枚台を回復。2016年度には73万枚を記録しています。

しかし、2019年度は、年度末に新型コロナウイルス感染症の影響を受けました。SankeiBiz 2021年2月10日付によりますと、2019年度の青春18きっぷの販売枚数はJR6社合計で約61万枚とのこと。青春18きっぷの春季の発売時期である2月下旬から3月に新型コロナが広まったことから、販売枚数は対前年度比14%減となりました。

1枚12,050円なので、JR6社合計の売上高は約73億円となります。1社平均で約12億円です。

因美線キハ120

東日本大震災以来

2018年度の販売枚数は、2019年度から逆算すると約71万枚だったことになります。

これまでの各社報道による、青春18きっぷの近年の販売枚数(概数)は以下の通りです。2017年度は確認できるデータがありません。

2009年度 74万枚
2010年度 62万枚
2011年度 63万枚
2012年度 65万枚
2013年度 67万枚
2014年度 69万枚
2015年度 71万枚
2016年度 73万枚
2018年度 71万枚
2019年度 61万枚

ご覧のように、青春18きっぷの販売枚数は年度による変化はそれほど大きくはないのですが、2019年度は年間10万枚規模で落ち込んでいます。これだけ急な販売減は、東日本大震災の影響を受けた2010年度以来となります。

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2020年度は深刻に

2019年度で、新型コロナの影響を受けたのは春季のみです。それで14%の大幅減ですから、1年間にわたって大きな影響を受けた2020年度の減少はもっと大きいことが容易に想像できます。

2020年度の新型コロナウイルスは、7~8月と、12月~1月に流行のピークを迎えています。青春18きっぷの発売時期とぴたり重なります。このままいけば、3月はピークを免れそうですが、完全収束には至らないでしょう。

1年間を通じて「不急不要」の外出が控えられた状況を鑑みるに、2020年度の青春18きっぷの販売枚数は相当深刻な数字になるでしょう。20万枚~30万枚程度に落ち込んでも不思議ではありません。

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