青春18きっぷ、2023-24年冬の利用期間が開始。宮島訪問には100円が必要に

山と私、二人きり。

青春18きっぷの2023-24年冬シーズンの利用が開始されました。全国のJR普通・快速列車に1日2,410円で乗り放題となるお得なきっぷです。今冬の注目ポイントを探ってみました。

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1日2,410円でJR線乗り放題

今さら言うまでもありませんが、青春18きっぷは、全国のJR線を利用できる乗り放題の企画きっぷ。5日分で12,050円、1日あたり2,410円で、JR線普通・快速列車に自由に乗り降りできます。

青春18きっぷが利用できるのは、春、夏、冬の年3回。2023-24年冬の設定期間は例年通りで、発売期間が2023年12月1日~12月31日、利用期間が12月10日~1月10日です。

東京~大阪、大阪~福岡といった距離を移動するだけでも、大変お得なきっぷです。年末年始の帰省にも活躍します。

青春18きっぷ・2023-24年冬の発売期間、利用期間

青春18きっぷの2023-24年冬の発売期間、利用期間は、以下の通りです。

・発売期間:12月1日~12月31日
・利用期間:12月10日~1月10日
・価格:12,050円(5日分)

発売期間は12月31日で終了します。年が明けたら購入できません。正月に使おうと考えている方は、年内に購入しておく必要があります。

宮島フェリー

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宮島訪問税が必要に

2023年冬の青春18きっぷのルールはこれまで通りですが、小さな変更点があります。2023年10月1日に宮島訪問税が導入されたことから、宮島航路に乗船する場合は、宮島訪問税100円の支払いが必要になります。

青春18きっぷの注意書きにも、その旨が記されるようになりました。

山と私、二人きり

今シーズンの青春18きっぷポスターに記されたキャッチフレーズは「山と私、二人きり。そんな気持ちを味わえた駅舎です」。駅をめぐる一人旅の気持ちを表した内容です。

ポスターの舞台は花輪線東大更駅。岩手山を美しく望める無人駅です。

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北陸本線は最後の冬

今シーズン、18きっぷ旅行者が集まりそうなのは、北陸本線です。2024年春の北陸新幹線敦賀開業により、敦賀~金沢間の在来線がJRから分離されます。分離後に、青春18きっぷの特例が設けられるのかは不明ですが、特例がなければ、青春18きっぷで乗れる冬は、今年が最後になります。

過去の措置に倣うなら、七尾線と越美北線へのアクセス路として、北陸本線の一部が利用できる特例が設けられる可能性は高いでしょう。ただし、その場合でも、あくまで通過特例ですので、北陸本線の敦賀~金沢間で自由に乗り降りできるわけではありません。

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富良野~新得間も最終局面に

北海道では、根室線の富良野~新得間が2024年3月末を以て廃止される方針です。こちらは正真正銘、今年が「最後の冬」です。

災害で東鹿越~新得間が長期不通になっているため、運行しているのは富良野~東鹿越間だけですが、東鹿越~新得間の代行バスにも青春18きっぷで乗車できます。この代行バスに青春18きっぷで乗車できるのも、3月までとなります。(鎌倉淳)

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