青春18きっぷの2018年夏シーズンの発売が開始されました。全国のJR普通・快速列車に1日2,370円で乗り放題となるお得なきっぷです。今年はどこに行きましょうか?
1日2,370円でJR線乗り放題
青春18きっぷは、全国のJRで利用できる乗り放題の企画きっぷ。5日分で11,850円、1日あたり2,370円で、JR線普通・快速列車に自由に乗り降りできます。
青春18きっぷが利用できるのは、学生が長期休暇となる春、夏、冬の年3回。2018年夏の発売期間は7月1日~8月31日、利用期間は7月20日~9月10日です。夏は利用期間が長く、使いやすい時期です。
東京~大阪、大阪~福岡といった距離を移動するだけでも、大変お得なきっぷです。夏に格安旅行をしたい方には、強い味方でしょう。
2018年夏の注目ポイントは?
2018年夏の注目は、デスティネーションキャンペーンが実施されている山陰エリアでしょうか。境港市の鬼太郎ロードが7月に再整備され、境線を走る「鬼太郎列車」がリニューアルします。
新しい観光列車「あめつち」も注目。ただし、「あめつち」は全車グリーン車指定席のため、青春18きっぷでの乗車はできません。
北海道、三陸の旅も
存廃が議論されている北海道のローカル線も、旅行者の人気を集めそうです。2019年3月限りでの廃止が決まっている石勝線夕張支線(新夕張~夕張)や、廃止決定へ大詰めの議論が進んでいる札沼線の北海道医療大学~新十津川間などは、青春18きっぷの旅行者が殺到しそうです。
北海道へは、2018年6月22日に、宮蘭航路が開設されました。岩手県宮古港と北海道室蘭港を結ぶフェリーです。室蘭発の夜行便は、早朝宮古に到着後、JR普通列車だけで東京まで到達できます。その点で、青春18きっぷと組み合わせて使いやすい航路です。
また、三陸エリアでは、気仙沼線のBRTで専用道が延長され、7月1日にダイヤ改正が実施されました。柳津駅~陸前戸倉駅間と、最知駅~松岩駅間で専用道の供用が開始され、柳津駅ではBRTが構内へ乗り入れています。宮蘭航路とあわせて、三陸・北海道の旅をセットで楽しむのも良さそうです。(鎌倉淳)