冬といえば温泉。東京から青春18きっぷを使って、日帰りでちょこっと温泉旅行を楽しみたい、という方もいるでしょう。そんな方に向けて、青春18きっぷだけで到着できるJR駅に近い日帰り温泉と、モデルコースを考えてみました。
青春18きっぷ東京日帰り「温泉ちょい旅」をご紹介します。
熱海へお手軽温泉の旅
まずは東海道方面から。東海道本線沿線の最大の温泉地と言えば熱海でしょう。東京~熱海間は約1時間50分。熱海駅前には、旅行者御用達の温泉「駅前温泉」があります。狭くてちょっと昭和な建物ですが、昔ながらの掛け流し温泉が楽しめます。
東海道線にはグリーン車が連結されていますので、東京からの往復ともゆったり旅ができるのもポイントです。
【モデルルート】
東京→(東海道線)→熱海[温泉入浴]→(東海道線)→東京
■熱海駅前温泉
大人500円、子供200円、幼児100円。14時~21時(入館は20時30分まで)。水、1/1-2休。
東名・東阪間移動の立ち寄り湯
年末年始には、青春18きっぷで東京~名古屋・大阪などの長距離旅行をされる方も多いでしょう。そんな方には、焼津駅前健康センター「やいづ黒潮温泉」もあります。東海道線沿線では貴重なエキチカ温泉で、東海道線焼津駅から徒歩2分と使いやすい立地です。東京からの日帰りも可能です。
【モデルルート】
東京→熱海→焼津[温泉入浴]→浜松→豊橋→名古屋
■焼津駅前健康センター「やいづ黒潮温泉」
1時間500円。1時間以上700円、深夜1000円増(子供半額)。10時~翌8時(施設は24時間営業)。無休。
川原湯温泉「王湯」と吾妻線湯めぐり旅
関東近郊の最大の温泉県と言えば群馬。そのなかでも、エキチカ温泉が集中しているのが吾妻線です。
吾妻線でいちばんの注目は、八ッ場ダム建設にともなって移転した川原湯温泉。日帰りの名湯「王湯」は新しい建物になりました。吾妻線川原湯温泉駅から徒歩15分ほどです。新・川原湯温泉街をぶらぶら歩いてみるのもいいでしょう。
このほか、吾妻線では小野上駅前近くに「小野上温泉さちのゆ」、金島駅徒歩5分に金島温泉「富貴の湯」があります。途中下車をしながら複数の温泉に入る吾妻線「湯めぐり」は、冬の青春18旅のおすすめルートです。
【モデルルート】
東京→(高崎線)→高崎→(上越・吾妻線)→川原湯温泉[温泉入浴]→(吾妻線)→小野上[温泉入浴]→(吾妻線)→金島[温泉入浴]→(吾妻・上越線)→高崎→(高崎線)→東京
■川原湯温泉「王湯」
大人500円、子供300円。10時~18時(入館は17時30分まで)。不定休。
■小野上温泉「さちの湯」
2時間大人410円、子供250円。9時~21時(入場20時30分まで)。毎月20日休(土日祝の場合は前日)。
■金島温泉「富貴の湯」
2時間大人400円、子供200円、幼児100円。10:00~21:30(入場21時まで)。毎月15日休(土日祝の場合は翌日)。
勝沼温泉とワインの旅
中央線方面でおすすめは勝沼。「ぶどうの丘」という施設には、ワイナリーと温泉「天空の湯」が併設されています。ワインレストランもあるので、温泉に入り、一杯やるのもいいでしょう。ぶどうの丘の最寄り駅は勝沼ぶどう郷駅で、徒歩15分ほどです。
【モデルルート】
新宿→(中央線)→高尾→(中央線)→勝沼ぶどう郷[温泉入浴] →(中央線)→高尾→(中央線)→新宿
■勝沼温泉「天空の湯」
大人610円、子供300円。8時~22時(入場は21時まで)。無休(施設点検の休日あり)。
御宿温泉と外房グルメの旅
房総エリアの日帰り温泉では、御宿がお手軽。東京から総武・外房線で約2時間です。乗り疲れたな、と思ったころに到着するのがちょうどよさそう。御宿駅から徒歩6分の距離に、御宿温泉「御宿の湯クアハウス」があります。
ふれこみは「とろみ全国2位」。コーヒー色のお湯にどっぷりとつかり、帰りは海の幸でも食べて帰りましょう。時間があれば、房総半島をぐるり一周してみるのもいいですね。
【モデルルート】
東京→(総武線)→千葉→(外房線)→御宿[温泉入浴]→安房鴨川→(内房線)→館山→(内房線)→千葉→(総武線)→東京
■御宿温泉「御宿の湯クアライフ」
大人1000円、子供500円。15時~22時(入場21時まで)。土曜は13時~、日祝は10時~。火休(祝日の場合は翌日)。
東京から青春18きっぷで日帰りできる温泉施設をこちらにまとめました。
青春18きっぷで行ける東京発日帰り温泉リスト