JR東日本が2020年度の「三連休東日本・函館パス」の発売期間、利用期間、価格などを発表しました。今年度は7月と9月に4連休で設定が重なり、利用機会は実質4回に限られそうです。
東日本・函館エリアが乗り放題
「三連休東日本・函館パス」は東日本と函館エリアが乗り放題のフリーきっぷです。2016年度に発売が開始され、2020年度が5年目となりました。
フリーエリアは、JR東日本全線が基本。それにくわえ、JR北海道の森以南(北海道新幹線含む)、道南いさりび鉄道、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道、北越急行、伊豆急行、えちごトキめき鉄道です。
エリア内では、快速・普通列車の普通車自由席とBRTが乗り降り自由です。特急券などを別途購入すれば、新幹線や特急列車にも乗車できます。
2020年度「三連休東日本・函館パス」期間と価格
「三連休東日本・函館パス」の2020年度の期間、価格など概要は以下の通りです。
利用期間
海の日 2020年7月23日~25日
スポーツの日 2020年7月24日~26日
敬老の日 2020年9月19日~21日
秋分の日 2020年9月20日~22日
勤労感謝の日 2020年11月21日~23日
成人の日 2021年1月9日~11日
発売期間
有効期間開始日の1ヶ月前から前日まで。
価格
大人 14,370円
小児 4,390円
設定6回、利用機会4回
2020年度は全部で6回の設定があります。ただし、7月と9月の4連休はそれぞれ日程が重なるため、実質的に利用機会があるのは4回だけです。三連休・東日本函館パスが設定された2016年度以降では、2017年度の設定回数5回が最低ですが、実質利用機会という視点では、2020年度の4回が過去最低となります。
2019年度と比べると、体育の日がスポーツの日となって7月に移動したほか、文化の日がらみと天皇誕生日、春分の日がらみがなくなり、勤労感謝の日がらみで設定されました。
利用機会は少ないですが、カレンダーの曜日の並びなので仕方ありません。新型コロナウイルス感染症の拡大で先行きがみえないなかですが、人気の乗り放題パスが例年通り設定されことは、うれしいニュースといえそうです。(鎌倉淳)