鉄道博物館で「プラレール博物館」という企画展が行われます。「プラレール」発売60周年を記念したもの。リニア・鉄道館でも「プラレールの世界」という特別展示が行われており、この夏、ファミリーにはおすすめです。
「プラレール博物館」
タカラトミーは、埼玉県大宮市の鉄道博物館で、「プラレール博物館~昭和・平成・そして令和へ プラレールの歴史~」を2019年7月19日~9月1日に開催します。「プラレール」が発売60周年を迎えたことを記念した特別展示です。
展示は鉄道博物館の本館2階スペシャルギャラリー1で開催。主に3つの展示で構成します。
1つめは「プラレールの歴史・現在・未来」と題するもので、「プラレール」のこれまでの歴史と、現在、未来を、本物の鉄道に関する内容も交えて展示します。鉄道博物館の学芸員やプラレール担当者の解説がついています。展示物は、プラレールの原型の「プラスチック汽車・レールセット」(1959年)をはじめとする40点以上です。
プラレールの製造工程がわかる
2つめは「特別展示・プラレールができるまで」。プラレール60周年記念商品「レールも!車両も!情景も!60周年ベストセレクションセット」に含まれるオリジナル車両「レッドフライナー」のできるまでの過程を、スケッチや試作品とともに紹介します。
3つめは、「鉄道博物館×プラレール コラボ展示」と題するもの。「E5系新幹線はやぶさ」と「E235系山手線」に焦点を当て、鉄道博物館の収蔵物とあわせて展示します。「ファステック 360S」から「E5系新幹線はやぶさ」にいたるまでのプラレールの変遷や、「E235系山手線」のプラレールができるまでの詳細な製造工程なども紹介します。
実物が見られる「巨大カタログ」
このほか、現在発売中のプラレールアイテム約100点以上を、実物で見ることができる「巨大カタログ」として一斉に展示。また、タカラトミーのプラレールチームが思い描く“未来の駅舎”を、架空の鉄道会社「プラレール鉄道」の駅としてジオラマで再現します。
開催期間中は、本館1Fエントランス付近に、幅約3600mmの大型プラレールジオラマ「E5系新幹線はやぶさ プラレール車両ジオラマ」を初展示します。E5系の形を“青いレール”で再現したものです。
「プラレールの世界」
名古屋市のリニア・鉄道館でも「プラレール」発売60周年を記念した特別展示「プラレールの世界」を開催します。期間は2019年7月3日~9月2日です。
エントランスには、「ウェルカムプラレールタワー」と題する大きなプラレールタワーが登場。イベント広場では、プラレールの世界に入り込んだような不思議な写真が撮れる、特別な3Dアートフォトスポットを設置します。
2階収蔵展示室では、JR東海とプラレールの知られざるかかわりについて紹介します。センターデッキでは、JR東海管内で活躍した車両の歴代プラレールを展示。珍しい商品や懐かしい商品がずらりとならびます。
60周年記念オリジナル特急も
2階キッズコーナーでは、60周年記念オリジナル特急「レッドフライナー」を設置します。コーナー内の改札を通過すると「レッドフライナー」の世界が広がります。
映像シアターでは、プラレールキャラクター「てっちゃん」がプラレールの世界を紹介する特別映像を放映します。
この夏、大宮と名古屋で開かれる、ふたつの特別展。プラレール好きの方や、子ども連れのファミリーは、お出かけしてみてはいかがでしょうか。