「新快速で行ける」奥伊吹スキー場、過去最高の入場者数を記録。関西を代表するゲレンデに

22万人を達成

滋賀県米原市のグランスノー奥伊吹スキー場の入場者数が22万人を突破して、過去最高を記録しました。関西を代表するゲレンデとしての地位を確固たるものにしたようです。

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関西エリア最高に

グランスノー奥伊吹は、滋賀県米原市北部にあるスキー場です。開設は1971年で、半世紀の歴史を持つ老舗ゲレンデとして知られてきました。北陸自動車道米原インターから約30kmと京阪神からのアクセスが良く、JR米原駅からシャトルバスも発着していて、新幹線や新快速でも行ける貴重なスキー場です。

運営する奥伊吹観光によりますと、2020-2021年シーズンは12月16日~3月28日の103日間営業し、過去最多の22万1675人の入場者を記録しました。同スキー場としては初の20万人突破で、関西エリアのスキー場の入場者数としても、今シーズン最多となりました。

奥伊吹スキー場
画像:奥伊吹観光プレスリリース

人口降雪機が充実

かつては国設奥伊吹スキー場という名称で、それほど人気の高いスキー場とはいえませんでした。しかし、スキーバブル崩壊後も着実に設備投資を継続。過去10年間で30億円を超える投資を実施し、集客に努めてきました。

2007年に初導入した人工降雪機をつぎつぎと増設。その成果もあり、今シーズンは2月中旬以降、天然雪はほとんど降りませんでしたが、人工降雪により滑走エリアを維持し、103日間の長期営業を実現しました。

2014年には大規模なレストランを備えたセンターハウスを建設。2018年には最新鋭の高速リフトを設置しています。さらに、トンネル付きの動く歩道や大規模なキッズパークを備えるなど、利用者の裾野を広げてきました。

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日帰り重視

スキーバブルの頃までは、スキーといえば宿泊するレジャーのイメージが強かったですが、1990年のGALA湯沢スキー場の誕生以来、日帰りスキーもレジャーの形として定着してきました。

奥伊吹スキー場も、かつては宿泊施設としてロッジやホテルを運営していましたが、これらを廃業し、日帰り客重視に転換。上記のセンターハウスも日帰り利用の利便性を重視した構造になっています。

積雪の少ない京阪神エリアのドライバーに配慮し、除雪体制の整備や、駐車場の拡大にも努めてきました。一方で、鉄道利用客のために、米原駅や近江長岡駅からシャトルバスを運行して、新幹線や新快速で日帰りスキーを楽しめる体制も整えました。

関西を代表するスキー場に

こうした施策の成果で、過去10年の奥伊吹の利用者増はめざましく、2011年に約11万人だった利用者が、2021年に20万人を突破し、22万人に達しました。10年で倍増したことになります。近年にこれだけ利用者が激増したスキー場は、国内でもかなり珍しいでしょう。また、新型コロナ感染症が拡大するなかで、過去最高を達成したことも驚異的です。

筆者の記憶では、1990年頃は、関西のスキー場と言えば、ハチ北、ハチ高原を筆頭に、びわ湖バレイや神辺高原が人気でした。しかし、近年はこれらのスキー場よりも、グランスノー奥伊吹が関西のスキー場の代表格になってきた印象があります。20万人超えという数字は、それを裏付けるのに十分でしょう。

スキー場が冬の時代といわれて久しいですが、設備投資が来客増を呼び込む好循環を実現したわけで、他のスキー場の参考にもなりそうです。(鎌倉淳)

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