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「早朝オフピーク」混んでいる路線ランキング。総武快速は超満員、京浜東北は空いている

早起きはホントに三文の得?

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ラッシュ時の混雑を避ける「オフピーク通勤」。早朝出勤したら、さぞガラガラだろうと思っていた電車が、意外と混んでいた、というご経験はありませんか? そんな経験を裏打ちするようなデータが出てきました。

ピークサイド混雑率

国土交通省は「都市鉄道の混雑率調査」の結果を、年に1度公表しています。通勤・通学に使われる電車の最混雑区間におけるピーク時間帯の混雑率をまとめたものです。その最新の結果が2018年7月17日に公表されましたが、本年度は新しいデータが加わりました。東京圏の主要路線の「ピークサイド混雑率」です。

ピークサイド混雑率とは、ピーク時間帯の前後1時間の平均混雑率です。つまり、ラッシュのピークに比べて、「1時間早く」または「1時間遅く」出勤した場合、どの程度、電車が混雑しているかを示しています。

そこで、この記事ではピーク時間帯の前1時間(早朝時間帯)の混雑率についてランキングにしてみました。ただし、ランキングは「ピーク時間帯に対する、早朝時間帯の混雑率の割合」(混雑緩和率)で順位付けしてます。すなわち、「早朝はピークより何割くらい空いているの?」という疑問に答える内容です。

総武線

早朝時間帯混雑緩和率ランキング

では、さっそくランキングを見てみましょう。早朝混雑率の( )内はピーク時混雑率です。

首都圏早朝時間帯混雑緩和率ランキング
順位 路線名 区間 早朝混雑率(%) 混雑緩和率
総武線快速 新小岩~錦糸町 172(181) 95.0%
小田急小田原線 世田谷代田~下北沢 138(151) 91.4%
中央線快速 中野~新宿 162(184) 88.0%
東海道線 川崎~品川 164(187) 87.7%
京急本線 戸部~横浜 126(144) 87.5%
メトロ丸ノ内線 新大塚~茗荷谷 139(165) 84.2%
メトロ日比谷線 三ノ輪~入谷 132(157) 84.1%
中央線緩行 代々木~千駄ヶ谷 81(97) 83.5%
東武伊勢崎線 小菅~北千住 124(149) 83.2%
10 埼京線 板橋~池袋 154(185) 83.2%
11 横須賀線 武蔵小杉~西大井 163(196) 83.1%
12 メトロ千代田線 町屋~西日暮里 147(178) 82.5%
13 京王井の頭線 池の上~駒場東大前 122(148) 82.4%
14 東急田園都市線 池尻大橋~渋谷 152(185) 82.1%
15 京浜東北線南行 川口~赤羽 141(173) 81.5%
16 南武線 武蔵中原~武蔵小杉 153(189) 81.0%
17 京成押上線 京成曳舟~押上 115(143) 80.4%
18 京成本線 大神宮下~京成船橋 102(127) 80.3%
19 常磐線快速 松戸~北千住 125(157) 79.6%
20 メトロ東西線 木場~門前仲町 157(199) 78.9%
21 西武新宿線 下落合~高田馬場 126(160) 78.8%
22 都営浅草線 本所吾妻橋~浅草 101(129) 78.3%
23 総武線緩行 錦糸町~両国 155(197) 77.7%
24 メトロ有楽町線 東池袋~護国寺 126(163) 77.3%
25 都営新宿線 西大島~住吉 118(153) 77.1%
26 メトロ半蔵門線 渋谷~表参道 132(173) 76.3%
27 京王線 下高井戸~明大前 126(167) 75.4%
28 常磐線緩行 亀有~綾瀬 115(154) 74.6%
29 つくばEX 青井~北千住 122(165) 73.9%
30 都営三田線 西巣鴨~巣鴨 111(156) 71.2%
31 東武東上線 北池袋~池袋 97(137) 70.8%
32 東急東横線 祐天寺~中目黒 118(168) 70.2%
33 メトロ銀座線 赤坂見附~溜池山王 112(160) 70.0%
34 西武池袋線 椎名町~池袋 113(163) 69.3%
35 京浜東北線北行 大井町~品川 116(186) 62.4%
36 日暮里舎人L 赤土小学校前~西日暮里 95(187) 50.8%
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総武線はピークとほとんど変わらない

ピーク時間帯及び早朝時間帯の具体的な時刻は、路線により異なります。おおざっぱには、ピーク時間帯は当該区間の7時30分~8時30分頃で、早朝時間帯は6時30分~7時30分頃です。

ご覧の通り、早朝時間帯の混雑緩和率の低い路線は、総武線快速の95%が筆頭。混雑率も172と高く、少々早起きしても、ピーク時とほとんど変わらない超満員電車です。つまり、がんばって早朝出勤する意味はあまりないといえます。

小田急小田原線も90%台と混雑緩和率は低いですが、絶対的な混雑率は138まで下がります。138ならだいぶラクな通勤・通学になるでしょう。

ただ、小田急線の場合、各駅停車と優等列車の混雑率が大きく異なるとみられ、急行系統の混雑率はもっと高そうです。急行利用者は、早朝出勤してもやっぱり電車は混んでいるでしょう。

中央線快速、東海道線、京急も、早朝の混雑緩和率は低いです。ただ、東海道線と中央線のピーク時の混雑率は180を超えていて高すぎるので、早朝時間帯の160%となるだけでも、早起きの意味があるかもしれません。

日暮里舎人ライナーは定員乗車に

もっとも混雑緩和率が高かったのが、日暮里舎人ライナー。ラッシュピーク時には混雑率187と、新交通システムとしては日本一、鉄軌道全体でも日本屈指の混雑路線と近年知られてきた路線ですが、1時間早起きすれば定員乗車の範囲内です。

京浜東北線北行、西武池袋線も、早朝時間帯の混雑緩和率が高い路線です。いずれも60%台に収まっており、こうした路線の利用者は「早起きは三文の得」といえそう。東急東横線や東武東上線も早起きの価値はありそうです。

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混雑率ワースト路線は?

ちなみに、ピーク時間帯の首都圏混雑率ワースト10の路線について、早朝混雑緩和率みてみると、以下のようになります。順位はピーク時混雑率です。

1位 東西線 78.9%
2位 総武線緩行 77.7%
3位 横須賀線 83.1%
4位 南武線 81.0%
5位 東海道線 87.7%
6位 日暮里舎人ライナー 50.8%
7位 京浜東北線北行 62.4%
8位 東急田園都市線 82.1%
9位 埼京線 83.2%
10位 中央線快速 88.0%

早朝混雑緩和率が70%台の東西線、総武緩行線、日暮里舎人ライナー、京浜東北線北行は早朝出勤でラクになりそうです。

横須賀線、南武線、田園都市線、埼京線は、多少は空いている、という感じでしょうか。80%台後半の東海道線と中央線快速は、早起きしても超満員状態であまり変わりなさそうです。(鎌倉淳)


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