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アメリカ高速列車「アセラ」新型車両が8/28運行開始。最高時速256キロ

カフェも連結

アメリカ東海岸の高速列車「アセラ・エクスプレス」に新型車両が登場します。名称は「NextGen Acela」で、2025年8月28日の運行開始が発表されました。

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米北東回廊の高速列車

「アセラ・エクスプレス」は、ボストンからニューヨークを経てワシントンに至る北東回廊を走る高速鉄道列車です。2000年に運行を開始し、1998年から2001年にかけて製造された専用のアセラ・エクスプレス車両が投入されています。

この次世代車両にあたる「NextGen Acela」(ネクストジェン・アセラ、以下新型アセラ)が、2025年8月28日に運行を開始します。試験車両は2020年に完成していますので、5年の試験期間を経て、満を持しての営業運転となります。

新型アセラ・エクスプレス
画像:Ⓒ Amtrak

 
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9両編成、座席は27%増

新型アセラは、最高時速160マイル(256km/h)とし、現行の150マイル(241km/h)より10マイルアップします。また、新たな車体傾斜システムにより、カーブをよりスムーズに走行できます。

当初は5編成が投入され、2027年までに28編成になる見込みです。列車の両端に動力車を連結するプッシュプル式で、中間に9両の客車を挟んで走行します。

新型アセラ・エクスプレス
Ⓒ Amtrak

 
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カフェ車両も連結

これまでのアセラは中間6両でしたので、3両が増えることになります。これにより、新型アセラでは、座席数が27%増となりました。カフェ車両があり、ワゴンサービスも提供されます。

座席には個別の電源コンセント、読書灯、ヘッドレストが備え付けられます。また、無料の5G対応Wi-Fiも装備されています。

アメリカ東海岸の旅が楽しくなりそうです。

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