北陸新幹線の上越妙高駅から妙高赤倉エリアの各スキー場へ無料のシャトルバスが出ることになりました。これらのスキー場は北陸新幹線開業後、首都圏からの所要時間が大幅に縮まった一方、駅からスキー場へのアクセスに難がありました。それを解消しようというものです。
土日祝に1日3往復
無料シャトルバスを運行するのは、妙高市と市観光協会などでつくる妙高観光魅力創造協議会です。北陸新幹線の上越妙高駅と妙高市内のスキー場を結ぶ無料のシャトルバスを、2015-2016シーズンの主に週末に運行します。運行日は2015年12月26日~2016年1月8日までの毎日と、1月9日~3月21日の土日祝日で、1日3往復します。
ルートは上越妙高駅東口から直売センターとまと、赤倉温泉バス停、赤倉観光リゾートスキー場、ランドマーク妙高高原を経て、終点は杉ノ原スキー場です。おもな停留所の時刻表は以下の通りです。
上越妙高 赤温 赤観 ランド 杉ノ原
08:45→09:45→09:50→09:57→10:12
12:00→13:00→13:05→13:12→13:22
13:10→14:10→14:15→14:22→14:37
杉ノ原 ランド 赤観 赤温 上越妙高
10:50→11:05→11:10→11:17→12:17
14:00→14:15→14:20→14:27→15:27
15:20→15:35→15:40→15:47→16:47
なぜ無料なのか?
この無料シャトルバスは、国土交通省の「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」による「上越妙高駅シャトルバス実証運行事業」として運行されるものです。621万円を上限とする税金が予算として投じられる実証運行なので、運賃は無料。誰でも利用できます。
時刻表を見ると、復路の終バスが早いのが気になります。16時47分に上越妙高駅に到着しても、東京行き「はくたか」は17時48分発までありません。
往路はどの便も駅での接続がいいのですが、復路は午後の2便とも上越妙高駅で待ち時間が長くなっています。列車待ちの間に買い物でもしてもらおう、という算段なのかもしれませんが(税金投入事業なので)。このダイヤなら、あと40分終バスの発車時間を遅くしてほしいところですが、バス運転士の労働時間の制約なども関係しているのでしょうか。
土日祝に1日3往復
妙高赤倉エリアのスキー場はどこも質が高いですが、なかでも妙高杉ノ原はロングコースで有名なゲレンデで、一度は行きたいところ。日帰りで滑りに行くにはどういうスケジュールになるのでしょう。
東京6時28分発の「はくたか551」で10時12分にスキー場着。15時20分発のバスで上越妙高17時48分発の「はくたか572」に乗り20時00分東京着。朝6時半に出て、20時戻りですから、東京駅から13時間半を使って現地滞在は4時間だけとなります。
日帰りだと、ちょっと考えてしまいそうです。無料バスで行きやすくなるものの、やっぱり妙高赤倉を滑るなら、宿泊した方が良さそうですね。