JR室蘭線で、新型電車737系が5月20日に運行開始します。全席ロングシートで、室蘭線普通の「ロングシート化」が一気に進みます。
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キハ143形を置き換え
JR北海道は、新型の通勤形交流電車737系の運行を、2023年5月20日に開始すると発表しました。運行区間は主に苫小牧~室蘭間65.0kmで、一部は札幌まで乗り入れます。
2両を13編成投入します。室蘭線のキハ143形を全て置き換えるほか、H100形も一部を除き置き換えます。これにより、苫小牧~室蘭間のディーゼル列車66本の8割が737系による運行となります。
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オールロングシート
737系はワンマン対応のオールロングシート車両です。このため、室蘭線の電化区間で一気にロングシート化が進むことになります。
737系の座席数は2両で93席。キハ143形は2両で96席なので、座席定員はほとんど変わりません。H100形の2両72人に比べれば、大幅増となります。
ローカルエリアでは、クロスシートに空席がぱらぱらあっても、後から来た客は座りにくいもの。ロングシート化により、「座りやすさ」は改善するかもしれません。
最大17分短縮
737系の最高速度は120km/hで、キハ143形に比べ10km/hアップします。速度向上が見込めることから、投入にあわせて5月20日にダイヤ改正を実施します。
新ダイヤでは、室蘭~苫小牧間の所要時間が平均で1時間1分、最速で55分となります。短縮効果は平均9分、最大17分です。また、東室蘭や苫小牧では接続が増えます。(鎌倉淳)
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