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東急バス「溝の口~新横浜直行バス」3月末廃止。第三京浜経由の異色路線

「ローカル路線バス」的には?

東急バスは、溝の口駅と新横浜駅を結ぶ「直行バス」を2026年3月31日をもって運行を終了します。第三京浜経由の異色路線が姿を消します。

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新幹線への短絡ルート

東急バスは、溝の口駅と新横浜駅を結ぶ「直行バス」について、2026年3月31日をもって運行を終了すると発表しました。

田園都市線・南武線沿線から東海道新幹線へ向かう際の短絡ルートとして知られてきました。平日21往復、土休日14往復が設定されていて、所要時間は約30分です。

溝の口新横浜直行バス
画像:東急バス

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第三京浜を走る路線バス

溝の口駅~新横浜駅直行バスは、2001年に運行を開始しました。

最大の特徴は、東急田園都市線・JR南武線と連絡する溝の口駅と、東海道新幹線が発着する新横浜駅の間を、第三京浜道路(京浜川崎IC~港北IC)を経由して結ぶ点です。

一般路線バスですが、第三京浜という自動車専用道路を走行するため、座席定員制で、立ち席乗車はできません。したがって、テレビ番組「ローカル路線バスの旅」ので使えるかと言えば、原則論としては使えなさそうです。同番組でこの路線が登場したことはありません。

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東急新横浜線開業の影響で

東急バスでは、廃止の理由を「コロナ禍による利用者数減少以降、路線維持に努めてまいりましたが、状況の改善が見込めず今後の路線維持が困難」と説明しています。

額面通り受け止めれば、利用者減少が原因です。

2023年に東急新横浜線が開業したこともあり、南武線沿線から新横浜駅に向かう際は、武蔵小杉から同線に乗車するルートが便利になりました。その影響もあるのでしょう。

運転士不足のなか、鉄道で代替できる路線をバスで維持する余裕がなくなってきた、という側面もありそうです。

最終運行日は2026年3月31日。4月1日以降は、日産スタジアムなどでのイベント開催時の臨時便も含め、一切の運行がなくなります。

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旅行総合研究所タビリス代表。旅行ブロガー。旅に関するテーマ全般を、事業者側ではなく旅行者側の視点で取材。著書に『鉄道未来年表』(河出書房新社)、『大人のための 青春18きっぷ 観光列車の旅』(河出書房新社)、『死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡』(洋泉社)など。雑誌寄稿多数。連載に「テツ旅、バス旅」(観光経済新聞)。テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ルート検証動画にも出演。