首都高速中央環状品川線の大橋ジャンクション~大井ジャンクション9.4kmが2015年3月7日に開通しました。これにより、新宿・池袋方面と羽田空港方面が高速道路で短絡されます。
これを受けて、羽田空港へのリムジンバスは、2015年4月1日にダイヤ改正をおこない、一部路線を中央環状線経由にすることを発表しました。
画像:エアポート・リムジンホームページ
渋谷線は含まれず
4月1日以降に中央環状品川線経由になるのは以下の14路線です。ただし、全路線が4月1日に経路変更するわけではなく、最初は新宿線と池袋線から開始し、道路状況を見ながら順次経路変更をしていくようです。
- 新宿線
- 池袋線
- 練馬駅・野方駅・中野駅線
- 吉祥寺線
- 国分寺駅・武蔵小金井駅・府中駅・調布駅線
- 南大沢駅・京王多摩センター駅・聖蹟桜ヶ丘駅線
- 高尾・八王子・日野エリア線
- 石神井公園駅・和光市駅線
- 浦和駅・武蔵浦和駅線
- 大宮エリア線
- 所沢駅・東所沢駅線
- 本川越駅・川越駅線
- 籠原駅・熊谷・森林公園駅・坂戸駅線
- 前橋・高崎エリア線
渋谷線が含まれていませんが、渋谷駅付近から中央環状品川線方面への入口が未整備なことが理由とみられます。2018年度に3号下り渋谷入口ができますので、そのときに経路変更するのでしょう。現時点でも渋谷出口はあるので、羽田発便は中央環状線を使えると思うのですが、当面、それはしないようです。
池袋~羽田は最短35分
4月1日の改正時刻はまだ発表されていません。ただ、新宿線と池袋線に関しては最短所要時間が発表されおり、新宿線が羽田行き最短25分、新宿行き最短28分、池袋線は両方向35分です。
ダイヤ上の新宿線の現在の最短所要時間は30分、池袋線の現在の最短所要時間は45分ですので、5~10分程度の短縮です。ただ、現在の最短所要時間は深夜・早朝便で、日中はそれぞれ60分程度を要しています。
注目は、日中ダイヤでどのくらいの時短になるかですが、中央環状線の混雑具合を見極めてから判断されるのでしょう。空港バスという路線の特質上、遅延は問題になりやすいので、最初は保守的なダイヤになりそうです。
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