関西空港は、LCCが使用する第2ターミナルの旅客施設使用料を2026年4月1日から値上げします。国内線の価格が、出発、到着とも510円になります。ターミナル改修にあわせたものですが、LCCを利用する格安旅行者の負担が増えそうです。
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出発、到着とも510円に
関西空港を運営する関西エアポートは、旅客施設使用料(PSFC)を2026年4月1日発券分から値上げすると発表しました。
値上げとなるのは第2ターミナルの国内線です。現在の第2ターミナル国内線の施設使用料は出発が420円、到着が370円ですが、4月1日以降は、それぞれ510円に引き上げます。
子供料金の設定はなく、大人と同額を徴収します。3歳未満の幼児も、航空券を使用する場合は徴収対象となります。航空券を使用しない幼児は無料です。

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リニューアルにあわせ
いずれも4月1日以降に発券された航空券が対象です。3月31日以前の発券分は、現行料金を適用します。航空券購入時に上乗せする形で徴収します。
関西空港の第2ターミナル国内線は、格安航空会社LCCのピーチアビエーションが運航する全国内線で使用しています。
第2ターミナルでは2025年8月から改修工事を進めています。自動手荷物預機やスマートレーンを導入するほか、待合・商業区画をリニューアルし、搭乗待合エリアを約20%拡張します。
改修部分は2026年春に供用を開始する予定で、施設使用料の値上げは、改修工事供用開始にあわせて実施する形です。
価格的には100円程度ですが、率にすれば21~38%と、大幅な値上げです。安さを売りにするLCCを直撃するだけに、価格に敏感な利用者からは厳しい目線が注がれるかもしれません。(鎌倉淳)
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