JR東日本、東海、西日本、九州の4社は、株主優待割引券の使用期限を1年間延長すると発表しました。
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上場4社が足並み揃え
JR東日本、JR西日本、JR九州の3社は、2020年4月27日、2020年5月31日までが有効期限となっている株主優待割引券(株主優待割引券代用証含む)について、有効期間を1年間延長すると発表しました。新型コロナウイルスの感染症の拡大にかんがみ、利用機会を確保するためとしています。JR東海も、翌28日に同様の発表をし、足並みを揃えました。
今回、有効期間が延長されるのは、2019年5月末に送付した優待券です。新たな有効期間は2021年5月末までとなります。2020年5月に送付する新しい株主優待割引券については、期間の延長は発表されていません。
利用機会をうかがおう
最近は、金券ショップでJRの株主優待券の価格が暴落していますが、今後、ある程度まで値を戻すと思われます。すでにこれらの株主優待割引券を持っている人は、金券ショップでたたき売りをしたりせずに、大切に保管して利用機会をうかがいましょう。
JR東日本の株主優待券については、注意点があります。2019年5月発行分は1枚につき同社線の運賃・料金が2割引でしたが、2020年5月発行分から割引率が4割に上がり、駅の指定席券売機での発売にも対応します。そのため、同じ有効期限でも割引率が異なるという、少しわかりにくい状況になります。
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