上越新幹線は2023年春から、大宮~新潟間で最高275km/hでの運転を開始します。これにより、東京~新潟間が最速1時間30分を切りそうです。
広告
2023年春改正で
JR東日本は、上越新幹線大宮~新潟間で実施している速度向上工事が2022年度末までに完了する見通しが立ったと発表しました。工事完了後、2023年春のダイヤ改正で、上越新幹線の最高速度を現行の240km/hから275km/hに引き上げます。
最高速度向上により、大宮~新潟間で最大7分程度の所要時間短縮を見込みます。現在、東京~新潟間の最速列車は「とき311号」の1時間36分ですから、7分短縮すれば1時間29分となります。
最速列車の途中停車駅は大宮のみ。2023年3月ダイヤ改正の詳細は未発表ですが、この停車パターンの列車が存続するのであれば、東京~新潟間の所要時間は1時間30分を切りそうです。
広告
E7系に統一
最高速度向上にあわせ、上越新幹線の車両をE7系に統一します。これにより、E2系が上越新幹線から引退し、上越・北陸新幹線系統は全てE7/W7系となります。
大宮~高崎間も最大で約2分短縮することから、東京~長野・金沢間を結ぶ北陸新幹線列車も、最大2分程度、所要時間が短縮されます。
JR東日本では、東北新幹線上野~大宮間の埼玉県区間でも、2021年3月改正で最高速度を110km/hから130km/hに引き上げています。このときに、線路を共用する上越・北陸新幹線でも所要時間が約1分短縮されました。今回の最高速度向上はそれに続く形となり、利用者には朗報でしょう。(鎌倉淳)
広告