JR常磐線の相馬~浜吉田間が2016年秋にも運転再開へ。原ノ町と仙台が5年ぶりに鉄路でつながる

東日本大震災の津波で不通となっているJR常磐線の相馬~浜吉田間について、JR東日本が2016年秋にも再開させる方向で調整に入ったことがわかりました。福島民友が報じています。

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5年ぶり仙台とつながる

JR常磐線の相馬~浜吉田間について、JR東日本は、運転再開の時期をこれまで2017年春を目標としてきました。福島民友2015年11月8日付によりますと、これを半年程度前倒しし、2016年秋にも再開するようです。

同紙によりますと、線路を内陸部に移す移設区間の用地買収が順調に進んだことなどにより、前倒し開通できることになったそうです。運転再開の時期はずれ込む可能性がありますが、2016年中には再開したい考えとのこと。この区間が再開すれば、仙台~原ノ町が、5年ぶりに鉄路でつながることになります。

常磐線マップJR東日本ウェブサイトより

残る不通区間は竜田~小高のみに

常磐線のうち、東日本大震災と福島原発事故で不通になっているのは、竜田~小高~原ノ町間と、相馬~浜吉田間の2区間です。このうち、小高~原ノ町間は2016年春に運転再開することをJR東日本が明らかにしています。2016年秋に相馬~浜吉田間が再開すれば、残る不通区間は竜田~小高間のみとなります。

竜田~小高間のうち、浪江~小高間が2017年頃に、竜田~富岡間が2018年頃に復旧の見通しが示しされています。最後に残るのは富岡~浪江間ですが、この区間は帰還困難区域を含んでおり、運転再開時期は示されていません。

【追記】 2016年11月26日にJR東日本より正式発表があり、運転再開は2016年12月の見通しとなりました。

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